そして今日も暁は(ifきりしら登場記念)
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きこえた。
「兄さんまだー?もう食べちゃっていいよねー?」
「流星くん?さりげなく僕のウインナー盗まないでくれますか!?」
「バカ助手、うるさい」
いつも通りの喧騒が、アタシ達を呼んでいる。
飛鳥さんはアタシの頭から手を離すと、キッチンの方へと叫ぶ。
「今行くよ!」
そして飛鳥さんは、あたしの方を見てもう一度笑った。
「それじゃ、行こっか」
もう……飛鳥さん、今度仕返ししてやるデス。
でも、今はまだもうちょっとだけ、いつも通りの朝をメモリーに焼き付けていたいデスね。
「おかわりもあるデスから、沢山食べて欲しいのデース!」
皆の声に囲まれて。大切な人達との思い出を増やしながら。
「「「「「いただきます」」」」」
そして今日も、あの子達の暁はゆっくりと明けていくのデス。
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