暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
そして今日も暁は(ifきりしら登場記念)
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アメリカ本国から、小型ボートで数時間の場所に位置する無人島。

ここがアタシ達が暮らす秘密の研究所。

朝の6時、いつもと同じ時間にスリープモードが解除され、アタシの朝はこの研究所の誰よりも早く起きるところから始まるのデスッ!

アタシは、人工知能搭載ヒューマノイド型アンドロイド。暁切歌デスッ!

「さあ、今日も一日、頑張るデスよ〜」

誰より早く起きるアタシの仕事はまず、皆の朝ご飯を作る事。
今朝のメニューを検索したら、キッチンに向かって……その途中にある培養槽の前で足を止める。

「おはようデス、()()

培養液の中で眠っている、アタシとそっくり同じ外見をした、髪の長い女の子。

この子の名前は”暁切歌“。
え?どうして同じ名前なのかって?

それは、アタシが造られた理由が、眠り続けるこの子を救う為だったから。

ここで眠り続けている、本物の切歌のスペアボディとして造られたアタシ。
けれども、切歌の意識を移すことは出来ず、アタシには本物の切歌を元にしたAIが搭載されている。

そして、今のアタシは雑用アンドロイドの役割を与えられ、こうしてアタシを造ってくれた皆の為に働いているのデス。

さて、切歌に挨拶もしたデスし、朝ごはんを作らなくっちゃデース!

ff

「ふあぁ……おはよ、切歌ロイド」
「あっ、飛鳥さん!おはようデス!」

朝ご飯が出来上がる頃、研究所で一番早起きの飛鳥さんがやって来る。

「今日の朝ご飯は……目玉焼きにウインナー、野菜サラダとコーンスープ、そしてガーリックトースト。うん、今日も美味しそうだ」
「えへへ〜、それほどでもないデスよ〜」

アタシの作った朝ご飯を見て微笑むと、飛鳥さんはアタシの頭をヨシヨシと撫でてくれる。
やっぱり飛鳥さんは優しいデス。

大野飛鳥さんは、切歌とは1つ上のお兄さん。
切歌を救うために科学者の道を選んだ、若き秀才。

アタシを造ってくれた人の1人で、とっても優しい人なんデス!

「こんなに美味しそうなんだ。冷めないうちに、あいつを起こしてくるよ」
「よろしく頼むデス」

完成した朝ご飯をテーブルへ運び、飛鳥さんと2人、ねぼすけな2人の部屋へと歩いて行く。

これから起こしに行くのは、切歌にとっても、アタシにとっても大事な人達デス。

飛鳥さんが起こしに行くのは生化学者の弟、流星さん。
飛鳥さんと同じく、切歌を助ける為に生化学の勉強をした秀才さんデス!

飛鳥さんと比べてちょっと無口デスが、アタシの身体がプニプニしているのは、流星さんが発明した人工皮膚のお陰でもあるのデスよ〜。

「それじゃあ、切歌ロイド。月読はよろしく」
「モチデース!」

飛鳥さんが向かった部屋のすぐ
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