第103話
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に感謝の言葉を述べた。
「フフ…………どうやら、私達の助太刀は必要なくなったようね。総員、本陣に撤収。」
「ハッ!」
一方リィン達の様子を遠くから見守っていたファーミシルスは口元に笑みを浮かべた後自分が引き攣れた飛天魔達に撤収の指示を出し
「幾ら古神の力を借りていたとはいえ人間の身でありながら、一人で”飛天魔”を破った事は見事よ、リィン・シュバルツァー。」
そしてファーミシルスは振り返ってリィンを見つめてリィンに対する称賛の言葉を口にした後本陣へと撤収した。
その後エリゼ達と合流したリィン達はベアトリース達によって予め守備の兵達が殲滅されていた事で無人になっていたトールズ士官学院を容易に制圧した後そのままトリスタに向かい、メンフィル軍本陣や本陣と共に戦っていた灰獅子隊の面々とトリスタの残存兵達を挟撃し……その結果既にトリスタが制圧された事で心が折れたエレボニア帝国軍の残存兵達は降伏を申し出……残存兵達が降伏を申し出るとリィン達も戦闘を中止し、残存兵達の武装解除や捕縛等を行った。
また……治療されたルシエルの部下の天使達は全員ルシエルについていく事を希望し……その結果ルシエルの部下の天使達もリィン隊に組み込まれることになり……更にリィン達に降伏したベアトリースの部隊の処遇はリウイとリフィアの判断によってベアトリースも含めてリィンに委ねられることになり……ベアトリース達の処遇を委ねられたリィンはベアトリース達に捕虜から解放し、異世界(ディル=リフィーナ)に帰還する手配をする事を伝えるとベアトリースはリィンの軍門に下る為その必要がなく、自身はリィンの指揮下で戦う事を希望している事を伝え……更にベアトリースが引き攣れていた飛天魔や睡魔達も自分達を率いていたベアトリースがリィンの軍門に下るのであれば、自分達もベアトリースと共にリィンの指揮下で戦う事を希望していた為、ベアトリース達もリィン隊に組み込まれることになり、その結果灰獅子隊にかつてルシエルが率いていた天使の精鋭部隊とベアトリース率いる飛天魔と睡魔の部隊という強力な戦力が加わることになった。
数時間後―――
同日、PM8:00―――
〜レヴォリューション・リィン少将の部屋〜
「フウ……ようやく終わったか……」
作戦終了から数時間後、メンフィル帝国本陣に提出する報告書の作成を終えたリィンは一息ついた。
(ルシエルの部下だった天使達に加えてベアトリース達まで灰獅子隊の部達に加わる事になるとは思わなかったな………そういえばベアトリースは俺に従うみたいなことを言っていたけど……まさか、ベアトリースは今後俺をベアトリースの”主”として仕えるつもりなのか……
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