第103話
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ィンの勝利に驚いた後微笑み、ルシエルは信じられない表情を浮かべ、レジーニアは興味ありげな表情を浮かべてリィンを見つめた。
「バ、バカな……ベアトリース様がたった一人の人間如きに敗れるだと……!?」
「し、信じられん……!私達は夢でも見ているのか……!?」
「フフッ、あの黒髪の人間の精気はさぞ美味しいでしょうね。」
「ええ……何せベアトリース様を一人で破る力の持ち主だもの。しかもベアトリース様程の強敵を相手にした後なのだから、”アソコ”もさぞ精気が溜まっているでしょうね。」
一方飛天魔達はベアトリースの敗北に信じられない表情を浮かべ、リリエール達は妖艶な笑みを浮かべてリィンを見つめていた。
「くっ……調子に乗るなよ、人間……!誇り高き”飛天魔”である我らが人間如きに敗北する等認めてなるものか……!」
「!!」
そして一人の飛天魔が唇を噛み締めた後敵意をリィンに向けて攻撃の構えをし、それに気づいたリィンが身構えたその時
「――――――やめろ!貴様、それでも誇り高き”飛天魔”か!?」
「し、しかしベアトリース様……ッ!」
ベアトリースが制止の声を上げてリィンに敵意を向けた飛天魔を睨み、睨まれた飛天魔は困惑の表情で反論しようとした。
「私はリィンに一騎打ちで敗北すれば、お前達と共にリィン達に投降する”約束”をした!そしてリィンは正々堂々とした一騎打ちで私を破った!当然敗北した私をリィンとの”約束”を果たさなければならない。貴様はその”約束”を破る事で私がリィンに嘘をつくという私の”誇り”を穢すつもりか!?もしそのつもりであるのならば、リィンの前に私が相手になり、貴様の首を撥ねる!」
「そ、それは……―――申し訳ございません、ベアトリース様……!」
全身に凄まじい闘気や魔力を纏ったベアトリースに睨まれた飛天魔は口ごもった後すぐに謝罪した。
「――――愚かな部下が失礼をした、リィン。」
「いや、俺はそんなに気にしていないさ。それよりも約束通り、全員俺達に投降してくれるんだよな、ベアトリース?」
「ああ。”敗者”である私は”勝者”である君の要求を受け入れる。――――――ただ私の身はどうなってもいいが、できれば部下達には手荒な真似をしないでもらいたい。」
「その点は安心してくれ。貴女達は意図してメンフィルの敵になった訳ではないのだから、陛下達も貴女達に対する処遇は穏便な内容にしてくれるだろうし、俺も俺自身が頼める人脈を使ってでも貴女達の処遇を穏便な内容にしてもらえるように陛下達に進言するつもりだ。」
「……感謝する、リィン。」
リィンから今後の自分達の処遇を穏便な内容にしようとする事を知らされたベアトリースは安堵の表情を浮かべた後リィン
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