第一章
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喧嘩したらな」
「勝てないだろ」
「すぐに怒るし口も凄いからな」
「もうえらい剣幕で長い間攻撃するからな」
「しかも何人も連れて来てだからな」
「俺絶対に竹達とは喧嘩したくないぞ」
「俺もだよ」
男組はとにかくすみれとの喧嘩は避けると言うのだった。
「あんなのと喧嘩したらな」
「それこそその時も後も大変だぞ」
「気が強いとかじゃないからな」
「洒落にならない相手だからな」
それで喧嘩の可能性は消えた。では何かというと。
「先輩かね」
「女子寮って先輩怖いらしいしな」
「帝国海軍みたいだっていうじゃないか」
上級生徒が何かというと制裁を加えてきたあの兵学校の話である。
「先輩に言われたのかね」
「俺達何だかんだで一年だしな」
部活や寮での一年の地位はまさに奴隷だ。このことは変わらない。
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