第八幕その十一
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「あの馬ね」
「あの大きさが凄いわね」
「それにあの武器も」
つぎはぎ娘は関羽さんが持っているそちらのお話もしました。
「青龍偃月刀もね」
「あの武器もかなり大きいわね」
「確かあたしより重いのよね」
「ええ、貴女はぬいぐるみの身体だから」
それでとです、ドロシーはつぎはぎ娘に答えました。
「軽いの」
「そうよね」
「関羽さんの青龍偃月刀はその貴女より重いわよ」
「一体どれだけ重いのか」
「二十数キロあるらしいわ」
「二十キロ以上あるの」
「そうよ、ちなみに孫悟空さんはね」
この人もオズの国にいるのです。
「あの如意棒はもうとんでもない重さで」
「普通の人は持てないのね」
「関羽さんの青龍偃月刀も凄いけれど」
その重さがというのです。
「それ以上にね」
「孫悟空さんの如意棒は重いのね」
「そうなの。関羽さんと中国系の人達の中で人気を二分しているけれど」
それでもというのです。
「あの人の如意棒はそうなのよ」
「軽そうだけれど」
「実は違ってね」
「重いのね」
「そうだったりするの」
「あの、関羽さん達にはどちらでお会い出来ますか?」
「オズの国におられるとは聞いてましたけれど」
「一体何処に行けばお会い出来ますか?」
「他のオズの国に来た人達も」
「一体何処で」
「関羽さんや孫悟空さん達は中華街にいるの」
ドロシーはジョージ達五人に答えました。
「あの人達はね、ベーブ=ルースさんは野球場でそしてそのすぐ傍にお家があるの」
「そうですか」
「じゃあそうした場所に行けばですね」
「僕達も会えるんですね」
「関羽さんにもルースさんにも」
「そうなんですね」
「そうよ、あとエルビス=プレスリーさんにマイケル=ジャクソンさんもいて」
この人達もオズの国におられるというのです。
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