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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga14現代によみがえる伝説〜Fist of destruction〜
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ンの記憶やら何やらを受け継いで現代人でしょ!?」

「っ!!・・・それは、そうだが・・・!」

「レイ・デ・ラ・ゲラ」

結界が割られた音とともに聞こえた術式名。今まで感じたことのないレベルの圧倒的な魔力が生まれた。判る、理解した。これは勝てない。魔術で防御できない状態でセラティナとルシルの魔術を受けたにもかかわらず、防護服は局部を守る箇所以外が消し飛んだだけのダメージ。あとちょっぴりの火傷。フォード(仮)やプリムス(仮)なんてまだ全然マシだ。

「ルシル、ダメ、逃げよう? アレと戦っちゃだめだよ・・・」

「どうすんの!? ねえどうすんの!? 逃げるの!? 戦うの!?」

「わしは召喚主(クラリス)の命を最優先にしたいのでな。逃げることを推奨する」

「ナデシコ・・・」

「シャル隊長、ルシル副隊長、これは無理です! 撤退を!」

「魔術の使えない私もいることをお忘れなく」

レオン(仮)が歩くたびに地面に小さなクレーターを作ってく様を見ながら逃げる算段を考えてると、「ダメですわよ? 逃がしませんわ」って、居ることを忘れてたプリムス(仮)がそう言った。

――殲滅の凶獣園(パルケ・ソオロヒコ・デ・デストルクシオン)――

わたし達を包囲するように出現した魔物、およそ数百体の幻。鳥型も居るから空を飛んで逃げるのも難しい。最悪過ぎて吐きそう。

「プリムス陛下! 手出し無用に願いたい!」

「手は出しませんわレオン陛下。ただ、逃げ道を塞いでいるのです。それもいけませんか?」

「ならば結構! さぁ、神器王! 決着をつけよう!」

膨大な魔力を身に纏ったレオン(仮)の突進。わたし達みたいな一足飛びじゃなく普通に走ってなんだけど、スピードがとんでもない。アイツの狙いはもうルシルひとりだけになっていて、わたし達のことは無視。なら、「レオン(仮)はルシルに任せて、わたし達は・・・」って、足を組んで岩山に座るプリムス(仮)を見た。

†††Sideイリス⇒ルシリオン†††

オリジナルのレオンと同等の魔力量と神秘を誇る転生者。冗談だと思いたいがイリスとシャルという前例がある以上は認めるしかない。

「ルシル! レオン(仮)は任せた! あ、セラティナは借りるよ!」

「ごめんね、ルシル!」

シャルがセラティナやルミナ達を引き連れて、プリムス(仮)に戦闘を仕掛けた。それをレオン(仮)の突進を躱しながら見届け、「いいだろう、武勇王。お互い現代に紛れ込んだ迷子だ。さっさと帰ろうじゃないか」と受けて立つ。

「アイリ! 全力で行くぞ!」

『ヤヴォール!』

魔力炉(システム)”の稼働率をさらに引き上げ、魔術師にとって最も重要な神秘を増大させて、「降参するなら今のうちだぞ」と
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