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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga14現代によみがえる伝説〜Fist of destruction〜
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そんなレオン(仮)を閉じ込めた結界をさらに三角錐の結界が囲って、さらに逆さ三角錐、正三角錐、逆三角錐、正三角錐って次々と結界が結界を囲う形になって、最終的に十二重の結界になった。そして最初にアイツを捕らえた縮小する結界が解除された。

無限結界牢(イセリアル・ケイジ)

セラティナが術式名を告げた瞬間、最初の正三角錐の結界が爆破。さらに2層目、3層目、4層目と連続して爆破されていって、最後の12層目の爆破を封じ込める13層目が無いことから一番派手で大きく、砲撃みたいに空へと昇って行った。

恐神の投雷(コード・ユッグ)・・・!」

砂塵やら何やらがもうもうと立ち込める中、「ルシル・・・!?」が放電する大きな雷槍を1本と作り出すとすぐに投擲体勢に入った。セラティナの真技でもう倒しちゃったって考えだったわたしは「さすがにソレまずくない?」って雷槍を指差した。いつも作ってる魔力槍なんて目じゃないほどに強大な力を誇る魔力槍は、触れただけで致命傷になるような危険性をひしひしと感じる。

「念のためだよ、シャル」

――ピオネロ――

そう言ってルシルがわたしをチラッと見た瞬間、レオン(仮)が砂塵を突き破って突進してきた。奇襲のような速度だけど、ルシルはきっちり対応して雷槍をアイツに向かって投擲。

――マゴ――

「ふははははははは!!」

右拳を覆う魔力がさらに強大なものにしたレオン(仮)は真っ向から雷槍をぶん殴った。サファイアブルーの雷光とアイツの赤い魔力が周囲に拡散する。掠るだけでもわたし達には大ダメージって判るから「おわわ!」わたしやルミナ達は逃げ惑う。

「ようやく全力を出してくれるようになったか神器王!」

「まさか! 間違ってお前が支配している、今を生きる民間人を殺すわけにはいかないからな! 殺さないように必死に手加減をしつつ勝たねばならない俺たちの気苦労を知れ武勇王!」

そっからはルシルの雷槍とレオン(仮)の両拳による攻防の始まり。恐ろしいほどの放電をかますルシルと、地面の至る所に大小さまざまなクレーターを掘りやがるアイツ。いくら無人世界だからってボロボロにして良いってわけじゃないんだけどね。

「冥府に帰れ、武勇王!」

――一方通行(サンダルフォン)の聖域――

そこにセラティナのサポートが入った。結界に閉じ込めらてたことで何度目かの魔術強制解除だ。それでもレオン(仮)は迫る雷槍を胸の高さにまで掲げた両腕でガードした。でも魔術が使えないことで踏ん張りも効かずに内壁に叩き付けられて、さらに雷槍が炸裂して結界内が蒼い雷撃で満ちた。

「ルシル!? ちょっ、やり過ぎよ!」

「しかし、これくらいでないとレオンには勝てない!」

「待って待って! 彼はあくまでレオ
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