暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga14現代によみがえる伝説〜Fist of destruction〜
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た。突然振り回してたナデシコが小さくなって手からすっぽ抜けて、居なくなったことでアイツは体勢を崩した。

――閃駆――

――神速獣歩(ゲパルド・ラファガ)――

――ゲシュヴィント・フォーアシュトゥース――

――ラケーテ――

――鉄兵風馳――

わたしとセレスとルミナとクラリスとミヤビはそれぞれ高速移動でレオン(仮)へと突っ込んだ。包囲するような位置取りに着いて、わたしは“トロイメライ”に魔力を付加、セレスは“シュリュッセル”に冷気を付加、ルミナは防壁・結界貫通の一撃を、クラリスは“シュトルムシュタール”全体に魔力付加、ミヤビは右拳に炎の竜巻を付加。

「光牙月閃刃!」

氷奏閃(イエロ・コラソン)!」

「シュトゥースヴェレ!」

「フェアシュテルケン・ガンツ・・・!」

「風陣炎旺拳!」

――サビオ――

一斉に攻撃を胴体に打ち込んだ・・・んだけど、「むふぅ。効かんなぁ!」ってレオン(仮)は両腕を振り払ってわたし達を弾き飛ばした。殺す気とまではいかないけど、数ヵ月の入院レベルの魔力と神秘を込めたのに全くと言っていいほどに効果が無い。

「わたし達の攻撃でも通用しないなんて・・・」

――槍神の投擲(コード・スヴィズリル)――

空から飛来したのはサファイアブルーの巨大な魔力槍。レオン(仮)は両手で槍の先端を鷲掴んで止めて見せた。ニヤリって笑うアイツだけど、空高くから空戦形態のルシルが急降下してきて、「おらぁぁぁぁぁぁ!」槍の石突を踏みつけた。その一撃で槍を掴んでたレオン(仮)の手は滑って、穂先がアイツのお腹の魔力膜に激突。ルシルはさらに石突を連続で踏みつけて、魔力膜を突破させようとする。

「はっはっは! よせよせ、神器王! この程度の魔術で我の防壁は貫けんよ! 先ほどの娘たちの同時攻撃の方がまだよかった!」

「だろうな」

今度はルシルがニヤリと笑った。直後、槍を消失させた。踏ん張っていたところでの消失っていうこともあって、レオン(仮)はまた体勢を崩した。上半身の筋肉がすごすぎて体幹バランスが悪いのかな・・・。

「アリス、いくよ」

セラティナの声でボソッと聞こえた言葉。同時に膨大な魔力が離れたところ――セラティナから発せられた。わたし達だけじゃなくてレオン(仮)もセラティナの方に振り向いた。

――小型運搬領域(スモール・キャリアー)――

「むっ・・・!?」

「さらに!」

――一方通行(サンダルフォン)の聖域――

レオン(仮)を囲う桃色の四角い結界が収縮を始めて、3mの巨体だったアイツが1m50p程まで小さくされた。そんなアイツをさらに結界が覆った。さすがは結界王。まぁポンポンと結界が張られてく。

「真技」

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