第五百八十一話 皆で入るその十
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「あとお酒も抜いて」
「それが第一の目的だしな」
「もう完全に復活して」
「一日はじめような」
「そうしようね」
「朝飯も食ってな」
「そうそう、朝ご飯だけれど」
ベンがこちらの話に乗ってこう言った。
「皆用意しているよ」
「一体何かな」
「パンに牛乳だよ」
ベンはマルコに話した。
「あと林檎とかね」
「そういうのか」
「朝ご飯にあるから」
それでというのだ。
「お風呂から出たらね」
「それを食べてだね」
「一日頑張ろうね」
「そうしようね」
「やっぱり朝昼晩しっかり食べないと」
マルティも朝食の話に乗った、もうそれは何があってもというそうした口調で仲間達に言うのだった。
「駄目だね」
「お風呂もいいけれどね」
ベンはマルティにも話した。
「やっぱり何といってもね」
「食べないとね」
「駄目だからね」
それでというのだ。
「お風呂から上がったら教室に戻って」
「食べるんだね」
「ご飯を食べて」
パンと牛乳それに林檎のそれをというのだ。
「今日一日頑張ろうね」
「そうしようね」
「パンと牛乳か」
洪童は湯舟の中で言った。
「いいな」
「洪童も好きなんだ」
「ああ、ただな」
「ただ?」
「俺が一番好きな朝ご飯はな」
それはというと。
「白いご飯にキムチだな」
「その二つなんだ」
「何といってもな」
「韓国人だからかな」
「韓国の朝飯はな」
「ご飯とだね」
「キムチだな」
この組み合わせだというのだ。
「それと湯だな」
「スープだね」
「朝は若芽とかのあっさりしたのだよ」
そうしたスープだというのだ。
「多いのは」
「韓国料理は確かに辛いけれどな」
「朝はなんだ」
「あっさりしたスープが多いな」
「日本でいうとお味噌汁だね」
「そうした感じで出てな」
それでというのだ。
「よく飲んでるな、洋食も多いけれどな」
「洋食だとやっぱりパンだね」
「それに牛乳もな」
この組み合わせも健在だった。
「出るな、それで卵料理もな」
「出るんだ」
「そうなってるな、けれど本当に一番多くて俺も好きなのは」
「キムチに白いご飯だね」
「この組み合わせだな、スープはあっさり味で肉が入っている」
「そうしたスープが好きなんだ」
「ああ、俺はな」
こうベンに話した。
「今もよく食べるよ」
「美味しそうだね、そっちも」
マルコもその組み合わせを聞いて言った。
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