暁 〜小説投稿サイト〜
八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
第二百八十六話 色鉛筆その十二
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「この兵庫もそうだしね」
「他のところもなの」
「奈良県も大阪府も京都府もね」
 こうしたところも酷いという。
「和歌山県、三重県もそうみたいだし」
「滋賀県もなの」
「滋賀県もね、あそこいじめで有名だし」
 大津市の事件から注目される様になった。
「学校の先生はえてしてね」
「関西じゃ酷いのね」
「あと広島や福岡も有名らしいけれど」
 それでもだ。
「関西はね」
「全部酷いのね」
「うん、しかも簡単にクビにならないしね」
「公務員だからよね」
「何度も言うけれど公立の先生はそうだから」
 社会的な立場はそうなる。
「それで学校は狭い空間だから問題も揉み消せるし」
「そこ危ないわね」
「そんな事情もあるから」
 それが為にだ。
「もうね」
「簡単にクビにならなくて」
「問題のある先生はずっと残って」
 それだけでも問題なのにだ。
「学年主任、教頭、校長ってね」
「出世していくのね」
「受け身知らない生徒を床の上で背負い投げしても逮捕されないし」 
 一般社会なら確実に傷害罪だ、こんなこと路上で試しにやったらその場で警察の人が飛んで来る筈だ。
「挙句に校長になるよ」
「受け身知らないと柔道でも投げ技かけたら駄目よね」
「柔道は畳の上でするものだよ」
 このことは世界共通だ。
「だって危ないからね」
「床の上で人を投げたら」
「しかもその相手が受け見知らない相手なら」
 それこそだ。
「後頭部とか打って死ぬこともあるから」
「普通はしないわよね」
「こんなことヤクザ屋さんでもないとしないよ」
「確実に大怪我になるから」
「そうなるよ、けれどね」
「それでもよね」
「そう、クビにならないで」
 勿論一般社会なら傷害罪で懲戒免職ものだ。
「ずっと残っていってね」
「校長先生にもなるのね」
「そうなんだ」
「恐ろしいことね」
「こんなこと日本だけだと思うよ、いや」
「いや?」
「北朝鮮ならあるかもね」
 あの究極の独裁国家ならだ。
「あそこならね」
「北朝鮮ね
「何しろ学校の先生の組合あそこの教育が理想らしいから」
「北朝鮮の教育が?」
「トップの人がそう言っていたんだ」
 委員長だった槙枝という人が実際に言っていた、このことが本当のことだからとんでもないことだ。
「そうね」
「日本で北朝鮮みたいな教育したいの」
「うん、ああしたね」
「それはまた」
「とんでもないよね」
「北朝鮮って」
 それこそという口調での言葉だった。
「もうね」
「とんでもない国だってね」
「皆知ってるわね」
「もうね」
 それこそだ。
「日本の誰もがね」
「とんでもない国って知ってるわ」
「子供でもね」
「ええ、小学生だって」
 その時点でだ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ