ターン32 鉄砲水と古代の叡智
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なんだ、どうしてまだぴんぴんしている?全く不愉快なことこの上ない、せっかく人がいい気分でライフを書き換えたというのに!カオス・アトランタルがモンスター効果を使ったターン、君はあらゆるダメージを受け付けない。そしてバトルを行うことも不可能、なぜなら貪欲で無欲な壺を使ったからね。よって、私はターンエンド」
なるほど、それなりのデメリットはあるということか。さすがにあの効果の使用後に戦闘ダメージまで与えられたら、さすがの僕でも勝負を投げたくなる。
だけどターンが回ってくる限り、僕はまだ戦える。僕がデッキを信じていれば、デッキもそれに応えてくれる。これに関しては、たとえ世界を越えようとも絶対に変わらない。
「僕のターン、ドロー!サルベージを発動、墓地から攻撃力1500以下の水属性、儚無みずきとサイレント・アングラーを手札に。そして同じく魔法カード、強欲なウツボを発動!手札から水属性モンスター2体、レフトハンド・シャークと儚無みずきをデッキに戻して、カードを3枚ドローする」
手札増強のコンボによって、僕の手札はサイレント・アングラーを合わせて3枚。徳川には手札も伏せカードもないから、もう何か妨害や牽制が飛んでくる心配はない。そして場には先のターンを生き残れたツーヘッド・シャーク……よし、これならいける。このデュエル、僕の勝ちだ。
『ああ、先ほどやりたい放題してくれた礼だ。見せてやれマスター、本物の理不尽というものをな』
「水属性モンスターのツーヘッドが存在することでサイレント・アングラーを特殊召喚し、そのままレベル4のツーヘッド・シャークと、サイレント・アングラーでオーバーレイ!千夜一夜の切なる願いに、錨を上げよ救済の方舟!エクシーズ召喚、ランク4。No.101、S・H・Ark Knight!」
☆4+☆4=★4
No.101 S・H・|Ark Knight 攻2100
「Ark Knight……しかし、私のカオス・アトランタルは守備表示。一方そのカードで狙うことができるのは攻撃表示の特殊召喚されたモンスター、スカルキングのみですね。無駄な足掻きにしか見えませんがね」
「言ってな、アークナイトの効果発動!オーバーレイ・ユニット2つを使いスカルキングを自身のオーバーレイ・ユニットに吸収する、エターナル・ソウル・アサイラム!」
No.101 S・H・|Ark Knight(2)→(0)→(1)
純白の方舟、アークナイトの船体から飛び出した数本のアンカーが、化石騎士の王者の手足と腰をその鎖で締めあげるそのまま巻き上げ機構によってアンカーが格納されると、そこに結びつけられたスカルキングもまたアークナイト内部へと強制収容された。
これで、まずは1体。そして、
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