ターン32 鉄砲水と古代の叡智
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古生代化石騎士 スカルキング 攻2800
清明 LP6400→9200
「……随分回復させてくれるじゃないの、有難いね」
「もっと差し上げますよ、そんなにライフが嬉しいのならね。スカルキングをリリースし、先史遺産ソル・モノリスをアドバンス召喚。さらに魔法カード、おろかな埋葬を発動。デッキからD−HERO ディアボリックガイを墓地に送り、その効果を発動します。このカードを除外し、同名カードを特殊召喚ですね」
先史遺産ソル・モノリス 攻600
D−HERO ディアボリックガイ 攻800
清明 LP9200→10000
ディアボリックガイ。かつて何度か戦った相手の印象が強いカードだけど、それはそれ、これはこれだ。そしてそれより重要なのは、この特殊召喚によってついに僕のライフが5桁の大台に突入したということ。何を狙っているのかは依然としてわからないままだけれど、ここまで特殊召喚を躊躇わないとなるともはや不振を通り越してうすら寒いものすら感じてくる。
「レベル6のソル・モノリスと、ディアボリックガイでオーバーレイ。これこそ古代の英知の結晶。人の身に余る神の遺産よ、その名のもとに裁きの鉄槌振り下ろしなさい!エクシーズ召喚、ランク6!No.6、先史遺産アトランタル!」
☆6+☆6=★6
No.6 先史遺産アトランタル 守3000
清明 LP10000→12600
またしても海底が揺れ動き、地の底に眠っていた「それ」が目を覚ます。しかしそのサイズは、先ほど歴史の闇で覚めない眠りについたフォーク=ヒュークとは比べ物にならないほどのものだった。山ひとつですら丸々その肩にはまるほどの、腰から下が海底に埋まっているにもかかわらずその頭が海面上につき出ないことの方が不思議になってくるほどの巨人。
巨人が腕を振る……ただそれだけで海水が渦を巻き、危うく足元をすくわれそうになった。あまりといえばあまりのスケールの大きさに小さく毒づくが、これでもまだ終わらせるつもりはないらしい。
「そろそろ、締めに取り掛かりますよ。RUM−ヌメロン・フォース。私のフィールドのエクシーズモンスターをランクが1つ上で種族の等しいカオス体へとランクアップさせ、さらにフィールドで表側表示のカード全ての効果を無効にします」
「……!」
表側表示のカード全て。それはつまり、ライトハンドによって直接付与されたスパイダー・シャークの戦闘破壊耐性が消えるということだ。徳川の岩投げエリアもその影響を受けるはずだが、もはや戦闘破壊を気にするような盤面ではないということだろう。
そして先ほどの比ではない地響きと共に、アトランタルの体が不気味な発光と共に脈動する。やがてその姿はオレンジ
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