第二章 旅は魔本とともに
第10話 喜んでもらえて、よかった
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
日に『俺は最高』って言っただろ」
彼は少し恥ずかしそうに、はにかんだ。
その顔は、窓からの光を受けているせいもあるだろうが、アカリにはとてもまぶしく見えた。
このやり取りのあと、彼からは話しかけてこなかった。
アカリはすぐに眠気に襲われた。
首が揺れ、いつのまにか右頬がミナトの三角筋のクッションに落ち着いた。
その気持ちよさ。
このままずっと東京に着かなくてもいい――。
うとうとしながらなのか、それとも夢の中でそう思っていたのか。
どちらなのかはよくわからなかったが、その気持ちを最後に、意識が途絶えた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ