第二章 旅は魔本とともに
第5話 実は、楽しみだから
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して輝いているのが網戸越しでもわかる。金色のようだ。
「しかもさ。その名言、それ自体はいいこと言ってそうだけど、この場合だとちょっとピントがずれてない?」
「そう言われれば、そうかもな」
アハハ、と彼は頭を掻きながら笑った。
「魔本に載ってる言葉をそのまま使ってるから不自然になるんじゃないの……。ちなみにその魔本、他にも何か名言あるの?」
「んーっと、そりゃ無数にあるけど。適当に拾うと……二度としません、三度します。コマオクリモデキマスヨ。いやぁ〜まいった、まいった。あれ? なんだこれ、わけわかんねー」
「それは私のセリフだって。なんなのその魔本は」
アカリは呆れたが、本人はどこ吹く風だ。
「じゃあ、俺も準備するから! また明日!」
そう言うと、彼は背中から悪魔の羽を出し、夜空へと消えた。
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