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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
それからあたしは、傭兵を知る
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でありながら彼は人殺しをすることが出来るという覚悟があるのは確かだ。
それに普段の立ち振る舞いからひしひしと感じる謎の威圧感。
そのせいで最初は私より年上かと思ったほどだ。
「まぁこんな世の中、俺みたいにサーヴァントを連れて傭兵業を営む輩はごまんといるが、どうやら俺達はその中でも得にイイらしい。自負もしてる。」
これだけのサーヴァントを連れているんだ。
いい評判や実績を持っていても不思議ではないだろう。
「ああそうだ、なんなら見てくか?俺達の仕事。」
「えっ、」
と、言われたことをメモしている中、突拍子もないことを言い始めた。
「百聞は一見にしかずだ。こうして聞くより見てもらった方が早い。ちょうど仕事の依頼も入ってる事だしな。」
「え、そ、そうなんですか…。」
そう言うと、彼はソファから立ち上がり、ノートパソコンらしきものを持ってきた。
「アンタは最近ネットで評判の"テイマー"って知ってるか?」
「テ、テイマー?」
勿論知らない。
テイマー。英語なら"調教師"という意味だがどういうことだろう。
調教…おそらく子供には見せられないソッチの意味ではないだろうか、
そう思ったが見せてきた動画は、あたしの予想を見事に裏切った。
「なに…これ?」
パソコンの液晶に映っているのは走っている女性。
服は所々破れボロボロであり、彼女は時節振り向きながら何かから逃げているように見えた。
そして、
「…!?」
建物の陰に潜んでいた何かが飛び出し、女性を押し倒す。
子供ほどの身長、酷くやせ細った手足とは対照的に出っばった腹部。
それはFGOの敵モンスターの一種、『小鬼』であった。
「なにこれ…!」
「まぁ見てな。」
押し倒された女性。
さらにそこに数匹の小鬼が押し寄せ、次々と女性に襲いかかる。
服を破られ、裸に剥かれた女性は抵抗も虚しく犯される。
小鬼達に強姦され、悲鳴に近い声を上げ、嫌だ嫌だと叫ぶ。
足をバタバタとさせ、足掻いてはいたものの次第にそれは弱くなり、やがて動かなくなった。
ひとしきり犯し終えた小鬼達は、動かなくなった女性はの髪を掴むとどこかへと引きずっていく。
すると、撮影していたカメラが動き、今度は仮面を被った男が映し出された
『ざんねーん。今回のゲストも無事に逃げ切ることはできませんでした!ま、そっちの方が視聴者さん的にも有難いしいっか!というわけでまた次回!おったのしみに〜!』
仮面の男は明るく間が抜けた感じにそういい、手を振って動画は終了。
しばらく唖然となっていたが、傭兵は口を開く。
「これが動画配信者、テイマーだ。どこかから女性をさらい、そいつを自分が飼ってるモンスター達と文字通り"鬼ごっこ"させる。」
「そん
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