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黄泉ブックタワー
第一章 それは秋葉原にそびえ立つ魔本の塔
第1話 初めてだった
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頬を瞬時に紅潮させた。

「早く言えこの大馬鹿――――!」

 ビンタの音が、秋葉原の道路に響いた……と感じたのは、アカリだけ。
 周囲から見れば、やはりそれも若いOLの一人コントだったのである。
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