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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
第二百八十六話 色鉛筆その四
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「一番酷いからね」
「そういえばネットでも言われてるわね」
「日本のテレビの酷さはね」
「そうよね」
「もう偏向しきっていて」
 それにだ。
「捏造も平気でタレントさんが全くの専門外のことで知ったかぶりして言うから」
「災害のこととか」
「思いつきでね」
「専門家の人は出ないで」
「自称専門家が出てね」
 その素性が怪しい人がだ。
「無責任な司会者は好き勝手言うし」
「だから観たら危ないのね」
「そうした状況だから」
 日本のマスコミはだ。
「八条グループはそうはならない様にね」
「気をつけてるのね」
「そうなんだ」
 もうマスメディアに進出した時からだ。
「マスコミの与える影響は大きいから」
「悪い意味でも」
「そう、そっちでもね」
「それで日本ではよね」
「その悪影響が酷いから」
 酷過ぎると言ってもいい。
「報道被害が半端じゃないから」
「八条グループは意識してるのね」
「そうなんだ、だからね」
「公平になる様になのね」
「物凄く意識しているんだ」
 そして捏造どころか事実誤認もない様に必死に心掛けている。
「例えそれが売り上げに悪くなろうとも」
「真実を報道する様にしているのね」
「それで報道しない自由なんか」
 日本のマスコミは自分達の思惑にそぐわない事実も報道しない、このことも非常に問題だ。これでは北朝鮮と変わらない。
「認めないから」
「事実は何でもなのね」
「報道しているよ」
「そうなのね」
「だからネットでも殆ど叩かれないんだ」
 八条グループのメディアはだ。
「新聞記者やテレビクルーのマナーもいいし」
「新聞記者ってマナー悪いっていうわね」
「もうやりたい放題らしいよ」
 その取材の場での態度はだ。
「俺を誰だと思ってるとかね」
「そんなこと言ってなの」
「取材してくるから」
「殆どヤクザ屋さんね」
「うん、権力を持ったヤクザ屋さんだよ」
 それが日本のマスコミだ。
「マスメディアは第四の権力だから」
「第四なの」
「立法、行政、司法とね」 
 国家の三権に続いてだ。
「それでね」
「マスコミも権力で」
「正直他の権力よりも強いよ」
 情報という武器を独占してそれを意のままに出来る、それだけのその権力は絶大なものとなる。そこにお金も集まるから余計にだ。情報を広めることは情報イコールお金という言葉からお金にどれだけなるかだ。
「それもかなりね」
「だからヤクザ屋さんより悪質なのね」
「うん、権力を持っているからね」
 ヤクザ屋さんの力なんて知れている、その辺りでイキる位だ。
「そうなっているからね」
「だからやりたい放題なのね」
「あるグルメ漫画の主人公が酷いけれど」
 化学調味料を使っていると言ってお店の中
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