第六幕その八
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「先生上機嫌にここに来たんだね」
「そして今も上機嫌なのね」
ダブダブも言います。
「そうなのね」
「行きたいと思っている場所に来られた」
「それは確かに嬉しいことね」
チープサイドの家族も言います。
「言われてみれば」
「そのことは」
「それじゃあこれからも楽しめばいいね」
チーチーが先生に明るい声で言いました。
「是非ね」
「僕達もそうしているし」
「先生は僕達以上にそうしていこうね」
オシツオサレツは二つの頭で先生に告げます。
「最後までね」
「この琵琶湖での旅をね」
「ビワコオオナマズも採集して」
こう言ったのはトートーでした。
「問題なくしていこうね」
「それとね」
ポリネシアが言うことはといいますと。
「いつも通りお酒と食べものも楽しんでいきましょう」
「実際に近江牛楽しんでるし」
こう言ったのジップでした。
「そうしていこうね」
「旅は常に楽しく」
老馬が先生に言いました。
「先生いつもそう言ってるしね」
「実際に先生いつも楽しんでいて今回もだし」
最後にガブガブが先生に言います。
「そうしていこうね」
「僕もそう考えているよ、ビワオオオナマズにも来てもらって」
水族館にというのです。
「そうしてね」
「満足して旅を終える」
「そうしたいよね」
「それじゃあね」
「一緒に楽しんでいこうね」
「そうしていこうね、それとね」
さらに言う先生でした。
「デザートは西瓜にしようか」
「西瓜いいよね」
「それじゃあデザートはそれにしましょう」
「西瓜食べてね」
「最後にしましょう」
「そう、西瓜は実はここの名物なんだ」
この滋賀県のというのです。
「だからね」
「よし、それじゃあね」
「是非だね」
「西瓜を食べないとね」
「ここはね」
「そうしようね、僕は西瓜も好きだしね」
日本に来てからとりわけ好きになったのです、日本の西瓜は美味しくてしかも日本の気候に西瓜が合っていてです。
「それじゃあね」
「最後にそれを食べて」
「そうしてだね」
「西瓜を食べて」
「終わりね」
「そして午後からまた頑張ろうね」
水質調査をというのです。
「そうしようね」
「是非ね」
「そうしていきましょう」
「そしてビワコオオナマズを見付けたら」
「来てもらうようにしましょう」
「そうしようね」
こう言ってでした、そのうえで。
先生はデザートの西瓜を食べてからまた水質調査に戻りました、その時に湖のお魚達を見て皆に言いました。
「やっぱりブルーギルやブラックバスがいるね」
「外来種の問題は深刻だね」
「本当に」
「そうだよね」
「どうにも」
「うん、これがね」
どうもというのです。
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