NO.013 詰め所にて
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ないところが結構あるし。ただ、知識に関してはこの世界ではたぶん一番の性能なんじゃないかなと……わからんけど。そういうイズクだって『妖術』や『仙術』とかやろうと思えばなんでもできるスキル持ってんじゃん」
「まぁ、確かに……」
僕もぶっちゃけ人の事をとやかく言えない力を持っているんだよね。
特に八百万さんの個性『創造』も引き継いでいるから想像力を膨らませればなんでも作れてしまうかもしれない。
「お互い……身に余る力を持っているよね」
「違いないな。ま、落ち着いたらいろいろと試していけばいいじゃないか」
「そうだね」
そんな会話をしつつ僕達はカイドウさんが戻ってくるまで他愛ない会話をしつつ、リムルさんはスキルの糸でなにかの塔を作っていた。
なんかどこかで見たことがあるような感じだ。
これってもしかして……、
「リムルさん。それってもしかして『東京タワー』ってやつ?」
「ん? そうだよ。ってイズク達の世界にもあったのか?」
「うん。あったって記録だけは残っていたよ。過去の遺物扱いになっていたけどね」
「過去の遺物って……それってやっぱ超常が起きた後に暴動とかで壊されちゃったのか……?」
「そこらへんはどうかは分からないけど……個性が出現してから文明は少しの間荒廃したらしいからね」
「荒廃、ね……相当カオスな世界になってたんだな」
「そりゃね。人という規格が一気に壊れたと言っても過言じゃない出来事だから、オリンピックも公平を保てなくなって形骸化したらしいから」
学校で習ったことだからあながち間違っていないと思う。
「オリンピックもか? なんで……?」
「たとえば、僕の友達だった人に足にエンジンが付いた人とかいたんだけど、その人が普通の人と一緒に走ったらどうなると思う……?」
「ただの人なんかすぐに置いてかれちまうな……なるほど。曖昧にだけど理解できた。個性って身体機能の一部でもあったんだな」
「うん。だからどうしても個性だよりになっちゃうからまともに競技でなんて競えないし、それで法整備とかもかなり面倒になって、僕の生きた時代にはやっとのこと新世界での法律とかも出来上がっていたんだ」
「なるほど……」
イズクの話をいくつも聞いていて話題が尽きないのが面白いところなんだよな。
たとえば他にもどんな個性があったとかだというと特に惹かれたのが個性『東映』。
かのゴ〇ラの姿にもなれる力らしく、面白れぇ!と思いつつ、確かにそんな世界じゃ新たに法律なんてゼロから作らないとやってられないよな。
他にも『仮〇ライ〇ー』とか『ウル〇ラ〇ン』とかいろいろ調べればあったかもしれないとおもうと、本当にアメコミの世界のようで、その実現実がありその人その人によって違う個性
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