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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga13戦導の武神〜King of armed force〜
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ィナ》による生け捕りコンボだ」

――撒き散らせ汝の疫病(コード・ハダルニエル)――

さらに対象を病気に罹らせる霧を発生させるハダルニエルを結界の中に充満させる。とりあえず、しばらくの間は戦闘不能になってもらおう。今回は上手くいったが、次はもっと警戒してくるだろうからこのコンボが通用するとは思えない。なら少しでも前線に出る機会を減らしてやりたい。

「あらあら。あの木偶人形使いとは違って、レオン陛下がこんな間抜けを晒すとは思いもしませんでしたわ」

「来たな、逃がし屋(プリムス)!」

レオン(仮)にボロボロにされてへたり込んでいるシャル達の間を優雅に歩いてくる少女、“T.C.”の幹部と認定しているプリムス(仮)だ。これまでに俺たちは“T.C.”メンバーを捕獲し、連行できるところまで行ってはプリムス(仮)の幻影術式で逃げられている。

「し、心配ご無用、プリムス陛下・・・。この程度で、わ、我は墜ちんよ・・・」

ボギッと自らの指をへし折るレオン(仮)はそれで眠気を吹き飛ばしたのだろうが、すでにいくつかの病気に罹っている。どんな病状化はランダムであるため判らないが、先程までのような圧倒差はないはずだ。

「それは頼もしいですわ! では少々見学をば」

「ああ、見ていたまえ。必ずやターゲットを持ち帰ろうぞ!」

筋肉を膨張させて俺の仕掛けたバインドを粉砕し、新たにバインドを発動するより早く奴は結界を殴って破壊、再び自由の身になった。

――パトリオタ――

「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

全身から冗談じゃないレベルの魔力を放出するレオン(仮)に、俺たちは固唾を?んだ。みるみるうちに奴の顔色が良くなり、放出されていた魔力が抑えられていく。そして魔力は薄っすらと奴を覆った。

「仕切り直しか・・・」

『だね』

骨折すらも治したレオン(仮)と、俺は改めて対峙した。

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