暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga13戦導の武神〜King of armed force〜
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イン一家の逮捕を任務にしてる部隊だ。そんな六課に所属してるシグナム達が第23管理世界ルヴェラで捜査中、連中と遭遇したみたい。魔導師なシグナム達にとって連中のエクリプスウィルスによる魔力分断は毒のようなものだけど、すずかたち第零技術部が開発してた魔力を使わない装備のおかげで渡り合えたようだ。
「スバル達が少し心配だな。ロッサの話だと、トーマがエクリプスウィルスに感染したそうだ。だからフッケバインに拉致されてしまったわけだ。手を貸してやりたいが、こちらはこちらで手一杯だからな」
トーマ、トーマ・アヴェニールは、スバル達ナカジマ家と懇意にしてる男の子で、フッケバイン一家(連中は偽者の手によるものだって言ってたけど)によって故郷を滅ぼされた過去を持ってる。マイスターの数少ない同性の友達だ。2ヵ月くらい前から始めた、デバイスの“スティード”との旅は楽しいみたいで、旅先の写真をよく送ってくれてるんだよね。そんなトーマが感染、そして拉致なんて。マイスターも内心穏やかじゃないと思う。
「(それでもアイリ達に出来ることはほとんどない。トーマやフッケバイン一家のことは、はやて達を信じて任せるしかない)・・・うん。物は護れてるけど、生き物はその場では護れても最後には魔力盗られちゃうしね」
「その辺りは上の方も大目に見てくれている。あとはメンバーを1人でも多く逮捕して、そこから本拠地やリーダーを割り出して、そして逮捕しないとな」
「うん、だね」
オフィスに着いて、マイスターは副隊長デスクに、アイリは自分のデスクに移動。近くのルミナ達とお喋りしながら待つこと数分。シャルが「はーい。全員着席〜」ってオフィスに入ってきた。自分の部隊長デスクの前にまで来て、「次の任務先が決定した」ってみんなのデスクにモニターを展開。
「今回の目的は、こちら! クリスタルスカル!」
モニターに表示されたのは、水晶を頭部の骨の形に形成した物だった。他のスタッフから「綺麗!」とか「なぜ骸骨?」とか「高そう・・・」とか、いろんな感想が挙がった。で、マイスターは「まさか、次の任務先は・・・地球か!」ってシャルに振り向いた。
「残念ハズレ! 地球のクリスタルスカルも有名だけど、魔力の欠片も無いことは子どもの頃から知ってる。でしょ?」
「それはまぁそうだが・・・。つまらんなぁ」
「はいはい、不貞腐れない。みんなにはまだ伝えてなかったけど、現在本局、各支局、各地上本部の観測室が改めて無人世界を精査して、強大な魔力を保有してる物品の有無を再調査してるの。第52無人世界トライキスも以前に調査されたけど、神器を確認できてなかった。つまり調査が足りなかったってこと。それを踏まえて微弱な魔力反応でも感知できるように頑張ってくれてる。で、そのおかげで第1無人世界ファー
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