暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
蛇姫たちのハロウィン
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「もうレオンは信じない・・・」
「いやいや、お前らもノリノリだったじゃんか」

レオンが「お菓子ももらってついでに暴れてこようぜ」と提案してきたのが悪いんだ。俺たちはそれに仕方なく乗っかったんだから悪くない!!ということにしておいてもらってもいいですか?

「師匠!!」
「あ!!ダメだってサクラ!!」

ようやくギルドまで戻ってきたところで、扉の前にいつからだろうか、待ち構えていた小さな影がこちらに向かってダッシュしてくる。その手には、真っ黒のロリータファッションを持って。

「え!?何々!?」
「師匠がお菓子くれなかったからイタズラします!!」
「え!?俺が対象なの!?」

真っ白な衣服に身を包んだサクラはメイクも相まってなのか、とてつもなく恐ろしい何かに見えて仕方がない。おまけに、やろうとしていることも悪魔級に恐ろしいため、俺は元来た道を帰るように走り出す。

「待ってください!!ソフィアさんのプレゼントになりましょうよぉ!!」
「むしろそれで待つわけないだろ!?」
「ダメだってばサクラ!!」

イタズラとかの度合いを越しているサクラから懸命に逃げる俺とそれを追いかけるウェンディ。それを遠目で見ているレオンとラウル、そしてシェリアは大笑いしていた。

「いやぁ、愛だね」
「楽しそうで何よりだ」
「本当だね」
「見てないで助けてよ!!」

結局、日付が変わるまで続いた追いかけっこは何とか逃げ切ることに成功し、遊び付かれてしまったサクラを抱えてギルドへと帰った俺たち。ただ、帰った頃にはレオンにお菓子を全て食べられてしまっており、二度とこいつとはハロウィンイベントをやらないと胸に誓ったのだった。



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