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流星のロックマン STARDUST BEGINS
精神の奥底
73 Revolt 〜中編〜
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「ロックマン、聞こえたな!?すぐに身を隠すんだ!」
『分かったよ!』
「笹塚!ひっぱたかれようと、強制わいせつで捕まろうとう少しだけ時間を稼げ!」
『えぇ!?』
『笹塚くん?違う意味で怪しまれるってどういう意味よ?』
『えっと…ホラ!何か早く帰られると、オレが秒速でフラれたみたいじゃないですか!?もう少しだけ時間稼いだ方が僕のメンツ的に…えっと……その…キスさせてください!!』
『ちょっ!?最低!!』

乾いた音が響く。
思いもよらぬ形で一つの恋が終わる瞬間を無線越しに見届ける羽目になった。
炎山と祐一朗は頭痛を抑えるように手を額に当てた。

『炎山!カメラに映らない場所に隠れたよ!もう大丈夫!』
「…ギリギリ間に合ったな」
『…奥歯が一本折れたみたいなんすけど…治療費って経費になります?』
「今回だけは応相談だな。戻ってこい」
『了解っす…』
「ヘンゼル、状況は?」
「木場の機密ファイルの場所まで辿り着きました。でもセキュリティが…」

10.230.20.2:445> scan_folder(type=secret, place=/Users/Kiba_sc)
./Users/Kiba_sc/Documents/取引
./Users/Kiba_sc/Documents/差替
10.230.20.2:445> ls(./Users/Kiba_sc/Documents/取引)
Permission denied.
Please enter the password:

隠しフォルダにされ、明らかに怪しいものを見つけたまではいいが、開くにはパスワードが必要だった。
一度だけ軽く舌打ちをして、木場という人間の狡猾さを恨んだ。
だが何処か楽しんでいるような顔を一瞬だけ見せる。

「収穫し甲斐がある」
「…何言ってる?」


10.230.20.2:445> analyze_folder(place=/Users/Kiba_sc/取引)
Analyzing…ok
Searching database…ok

Encrypted by “ReadyCrypt(Version4.4)”
Resources /home/Lisa/database/encrypt/softwares/readycrypt/analyze_shell

Are you ready to scan passwords?> y
Analyzing password…

Password found!
nonikotigodfinger19


「パスワード収穫成功、開きます」

リサは解析したパスワードをまるで切った食材を勢いよく鍋に突っ込む料理のワンシーンのように手際よく、スピーデ
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