9ーrhapsody (後編)
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、スノーを蹴り飛ばした青年は満足そうに笑っていた。
「お前…!アスナとスノーを…!」
俺が詰めよろうとした瞬間、いつの間にかにその青年に剣を突きつけられていた。それはまるでVR空間のアスナや無考状態のスノーに匹敵する速さだった。
…速い!
「ふん、他愛ないな。VRでは最強の剣士と死神もARだとこんなものか…。団長ヒースクリフ…茅場晶彦を倒した伝説の名が泣くぞ?
『黒の剣士』『音の死神』…。」
「なんだと!」
俺はもう一度青年に詰めよろうとするが後ろに飛びのく。まるで体操選手のようだ。掴もうとした俺の腕は空を掻く。
「な!」
するとリズと他のプレイヤー達が騒ぎを見て駆けつけてきていた。
「こらー!プレイヤーマナーを守れ!」
しかし巨龍の火炎弾によってリズ達は爆風でちかよれない。
爆風が舞い、巨龍が再び俺達を襲おうとしたところで。
「残念!時間切れ〜。」
突如、ユナがそう言うとヤドカリが地面へと潜り…巨龍もどこかへと飛び立って行った。先程の青年もいつの間にか居なくなっていた。
「…。」
先程の青年がいた場所をぐっと睨むとアスナ達の方へと駆け出した。
エン…ロー…どの…で?ヒー…ク…フ!!………………………………………………………。
消えて行く。
僕の大切な旋律が。
詩乃の事を想ったあの歌が…。
やめて!それだけは…。
それだけは奪わないで!
「スノー!おい!スノー!」
はっ!と目を覚ますと座り込んでいるアスナ、シリカとリズ。そして何故かキリトとユイがいた。いつの間にかに戦闘は終わっていたらしく。周りには僕達以外誰もいなかった。
「悪い。キリト。ヘマやった…。イテテテテ…。」
立ち上がろうとするが力が入らない。するとリズが心配そうに僕を見て。
「アンタ、あのナンバー2のやつにボコられてたでしょ?大丈夫?
何なのあいつ。」
「大丈夫じゃないよ…。ボディに2発喰らった。」
僕はフラフラして立ち上がった。少し吐き気がするが平気だろう…。ああ…詩乃に迷惑かけちゃうな…。
し…の…?
「スノー?」
キリトとアスナが心配そうに僕を見るが慌てて笑って。
「ううん。大丈夫。なんでもない。」
僕
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