8ーrhapsody (前編)
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
21時、10分前に恵比寿ガーデンプレイスに行くとすでにアスナ達が集まっていた。
「スノーさん、遅いですよ!」
シリカにそう言われたので僕は笑顔でニコニコを崩さずに。
「ごめんね!詩乃をバイト先まで送ってたら時間かかっちゃった。
…さて。」
僕達はオーグマーをかけて、AR空間に行く魔法の言葉を放つ。
「「「「オーディナル・スケール起動!」」」」
僕達はオーディナル・スケールを起動させると視界が変わり、異世界の風景へと変わる。
「今日はユナ来てくれますかね?」
「だといいけど。」
シリカとアスナがそう話す中、僕は思っていたことを口に出す。
「そう言えば、3人ともユナの事、どう思う?
プログラムなのか、はたまた生身の人間なのか…。」
「プログラムではないと思うけど…生身の人間って訳ではないと思うのよね…。あんな透き通った声、スノーにも出せないわよ。」
「は?」
リズがそう言う中、僕はキリトにも聞いた事を3人に質問してみる。
「まあ、それはともかく…あのさ、SAO時代に僕みたいに歌う女の子いなかった?なんかユナに見てるとなんかモヤモヤするんだよねー。」
「それはあんたより歌が上手いからじゃないの?」
「僕より歌が上手いとか本当にいると思ってるの?仮想空間の歌う少年だよ?僕。」
「何意味わからんこと言ってるのよ…。」
リズがため息を吐いてツッコミを入れる中、僕はあ!と声を出す。
「そろそろ時間だよ♪」
「そうね…。」
アスナがそう呟く。時間は21時になろうとしていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
21時になると広場に大きな大きなヤドカリが出現した。
…あれは確か。
「12層ボスモンスター、ザ・ストリクトハーミットだね。アスナ。」
「ええ。背後の守りが堅いけど、攻撃は前面に集中するから。それを凌げば勝てるわ。」
「「「了解!!!」」」
それを聞いて僕は3人より先に前に出る。もちろんいつも通り大鎌を構えて。
「んじゃ、3人ともお先に♪
今日は僕はリミット全開で行けそうだから先に行くね!
…無考。」
「ちょっとスノー!?」
アスナが驚く中。何も考えず。精神を統一して。一瞬目を瞑る。そうして目を開けると僕の視界はあのヤドカリ、ザ・ストリクトハーミットしか見えなくなる。
「…行くよ♪」
サッと僕はヤドカリの前に立つと、ノーモーションで動くと大鎌で3発切りつける。もちろんヤドカリはカウンターでハサミでボクサーのようなジャブで殴ってくるが。
「は♪よ♪ほ♪そりゃ♪とりゃ♪ほい♪…」
リズミカルにそのジャブを躱す。その間にもこちらのカウンターカウンターは忘れない。ジャブの合間に
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ