第102話
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ん達の勧誘によってそのまま指揮下に入った”能天使”の部下の天使達に加えて、リィン・シュバルツァーさんが今戦っている飛天魔が率いている魔族達まで並行世界のキーアさんが……!?」
「並行世界のキーアさんが何を考えてそのような事をしたのかを知る余地はありませんが……それよりも、その飛天魔達を率いているベアトリースという飛天魔と単身で戦っているリィンさんが危険なのでは?」
「お姉様の言う通りよですよ、あなた……!プリネの要請に応えてすぐにリィンさん達の援軍としてファーミシルス様達を送るべきです……!」
「ご命令とあらば、私達はいつでも出陣られます、リウイ様。」
リウイの説明を聞いたシルフィエッタは驚き、エクリアは真剣な表情で指摘し、エクリアの指摘に頷いたイリーナは真剣な表情でリウイを見つめて意見し、リウイ達の話を聞いていたファーミシルスは静かな表情で申し出た。
「――ならばすぐにリィン達の援軍に向かえ。――――ただし、介入のタイミングは一騎打ちでリィンの敗北が濃厚になり、リィンが殺されそうになったその時に介入してくれとのリィンの要望との事だから、それまでは士官学院にいる飛天魔達に気づかれない距離で待機しておいてくれ。」
「え……何故、リィンさんはそのような要請を………」
リウイのファーミシルスへの指示を聞いたペテレーネは不思議そうな表情を浮かべた。
「恐らくだけど、一騎打ちに応じたそのベアトリースという飛天魔の”誇り”を穢さない為でしょうね。それにしても……リィンがそのベアトリースという飛天魔に勝利する事ができれば、そのベアトリースという飛天魔が自分の軍門に下る可能性が高い事はリィン自身は気づいているのでしょうか?」
ペテレーネの疑問に答えたファーミシルスは口元に笑みを浮かべてリウイに問いかけ
「飛天魔の”誇り”を知っていたとの事だから、その可能性がある事も知ってはいると思うが……今はそれを気にしている時ではない。ファーミシルス、俺達の代わりに見届けてくるといい―――――”零の至宝”によって俺達メンフィルに所属させられたことで”運命”が大きく改変された”灰色の騎士”という”英雄”が”飛天魔”を打ち倒す事ができるかどうかを。」
「ハッ!」
問いかけられたリウイは静かな表情で答えた後ファーミシルスに指示し、指示をされたファーミシルスはリィンとベアトリースの一騎打ちを見届ける事が楽しみであるかのように口元に笑みを浮かべてリウイに敬礼した。
少し前―――
リィン達がベアトリース達と遭遇する少し前、セレーネ達は旧校舎に到着していた。
〜旧校舎〜
「……さすがに旧校舎には兵を配置していなかったようですね。」
「……まあ、リ
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