第二百七十六話
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第二百七十六話 朝食には
カーミラは朝食の林檎や苺、パイナップル、チェリー、トマト、レタス、セロリ、胡瓜、アスパラガス、ラディッシュ等が入ったサラダと赤ワインを見て使い魔達に微笑んで問うた。
「このサラダの上には何をかけるのかしら」
「はい、ヨーグルトです」
「そちらを用意しました」
「今からかけます」
「サラダではない理由はわかるわ」
カーミラは微笑んだまま述べた。
「甘いものが多いからね」
「はい、そうです」
「そのことを踏まえてです」
「ヨーグルトにしました」
「既に中にジャムを入れています」
ヨーグルトの中にというのだ。
「ブルーベリーのジャムです」
「それで宜しいですね」
「ご主人様の鉱物ですし」
「ヨーグルトもジャムも大好きよ」
カーミラはこう返した。
「勿論ブルーベリーのジャムもね」
「左様ですね」
「それではですね」
「今より召し上がって頂けますね」
「喜んでね」
これが最後の返事だった、そして。
カーミラはサラダを食べはじめた、そこにチーズや茹でられたソーセージやハムも出されてそうしたものを食べつつ。
シャンパンも飲む、カーミラはシャンパンについてはこう言った。
「これもね」
「はい、朝ノシャンパンもですね」
「宜しいですか」
「ええ。ではシャンパンはもう一本空けて」
今空けている一本に加えてというのだ。
「そしてね」
「サラダとソーセージ等を召し上がられて」
「そうしてですね」
「歯を磨いてシャワーも浴びて」
そしてというのだ。
「そのうえでね」
「休まれますね」
「そうされますね」
「今朝は」
「そうするわ。六時にはベッドに入って」
天幕のそこにというのだ。
「そうしてね」
「わかりました、ではです」
「シャワーの用意もしておきます」
「ベッドの方も」
「宜しくお願いするわ」
朝食を楽しみつつ言う、そして。
カーミラは朝食とシャンパンを楽しんだ、それから身体を清めて休んだのだった。
第二百七十六話 完
2020・6・26
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