第五幕その二
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「プレーリードッグのお家には」
「あっ、彼等の大きさでないとね」
それはとです、トトが答えました。
「ちょっとね」
「出来ないのね」
「うん、僕の大きさならいいけれど」
それでもというのです。
「他の皆の大きさだとね」
「入られないのね」
「彼等は小さいじゃない」
プレーリードッグ達はというのです。
「それでだよ」
「それは出来ないのね」
「そうなんだ」
「ううん、それは残念ね」
「そうだね」
木挽きの馬も言ってきました。
「それはね」
「中に入りたいでしょ」
「僕もね」
こうつぎはぎ娘に答えます。
「そうした場所があるなら」
「中にお邪魔したいでしょ」
「うん、面白い場所だっていうなら」
それならというのです。
「本当にね」
「そうでしょ」
「君は特にそうだよね」
「勿論よ、あたしは興味を持ったらね」
その時はというのです。
「そこに行きたくて仕方がなくなって」
「行くね」
「そうした人間だからね」
それでというのです。
「行きたくなるけれど」
「それでだね」
「今回もね」
どうしてもというのです。
「行きたいわ」
「どうしたら行けるかな」
「行けるわよ」
ここで、です。ドロシーが言ってきました。
「プレーリードッグの街の中にもね」
「そうなの」
「身体が小さくなるスプレー持ってるから」
「そんなスプレーがあるの」
「ええ、魔法使いさんが作ってくれたね」
「魔法の道具ね」
「それがあるから」
だからだというのです。
「それでね」
「中に入られるの」
「そう出来るわよ、私いつも冒険の時は何かあった時に備えて魔法の道具を結構持ってきているけれど」
「そうしたスプレーもなの」
「持ってるわ、あと身体を大きく出来るスプレーもね」
こちらもというのです。
「持っているわ」
「そうなのね」
「他にも色々な魔法の道具をね」
「何ていうか」
そのお話を聞いてです、ナターシャは言いました。
「オズの国の魔法道具って日本のアニメの科学の道具みたいね」
「あれね、猫型ロボットの」
その日本人の恵梨香が応えました。
「あれに似てるっていうのね」
「そういえばそうしたところあるね」
カルロスも否定しませんでした。
「オズの国の魔法の道具って」
「魔法使いさんだけじゃなくてオズマ姫も作ってくれてるけれど」
神宝も言ってきました。
「そうした道具確かに多いね」
「オズの国は魔法も科学も一緒にあるでしょ」
ドロシーが子供達に言ってきました。
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