暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
6ーNocturne
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てたな。ペアチケット。」
「「うそおおおおおおおおおおおお!?」」

今度絶叫したのはクラインとリーファ。そうして2人はその場で崩れ落ちる。

「いいなぁ…。」
「????…。」

クラインに至っては泣いてるし。するとエギルがクラインに対して呆れ顔で。

「分かった。分かった。1枚はお前にやるよ。」

シノンもチラッと僕を見て。

「私もリーファにあげるね。スノーどうせ来ないだろうし。」
「え?シノンさん?僕行かないなんて一言も…。」
「え?悪いですよ…。スノーさんと一緒に見た方がって…。
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!」

するとリーファはまるでこの世の終わりの様な顔をして。

「私、来週剣道部の合宿があるんだった…。」
「それは残念だね。」

僕は内心、詩乃とデートだ!と心の中でウキウキしつつ。ふと思った疑問を口にする。

「それにしても…どういう事なんだろうね?オーディナル・スケールにSAOのボスって。キリト?どう思う?」
「スノー。お前こそどう思うんだ?」
「僕?うーん…。まるで現実にSAOを再現する…としか考えられないな。よく分からん。けどめちゃくちゃ嫌な感じ。」

するとシノンが僕に対して反論する。

「でもナーヴギアのように命の危険はないんでしょ?考えすぎじゃない?」
「うーん。
…うん?」
「スノー?」

シノンが不思議そうに僕を見つめる。
そう言えばさっきSAOの世界行って思い出したけどユナってあの子に似てるな。確か…僕みたいな歌う人。SAOで?

「ともかく、ユイ。何か分かったら教えてくれ。」
「はい!パパ!」

ユイがキリトと話で思考が中断する。僕は話の流れに戻って。

「まあ、車とかバイクがない人このイベント不向きだよね。」
「それなら俺たち風林火山が車だしてるから送迎くらいしてやるよ。」
「なにそれそっちの方が心配じゃない…。」

クラインの申し出にリズが鮮やかにツッコミをいれて笑いが起こる。僕はそれを聞きながら。

「はて?誰だっけ?」

SAOの記憶を遡っていたが分からないのでキリト達の談笑に混ざることにした。













































「どうかしたかい?ユナ?」
「ねえ?これ何?」

そう言ってユナは丸いビー玉の様な物を掲げる。するとユナのそばに居た青年は。

「みんながユナの歌に感動した証さ。」
「ならもっといっぱい欲しいな。」
「これからたくさん手に入るさ。
…こいつら全員に復讐してね。」

SAOの記録本を読みながら青年は狂気的な笑
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