七話 短剣使いとの決闘
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た盾による殴打をもろに受けてしまったのも無理からぬことだったろう。金属の塊で側頭部を強烈に殴りつけられ、頭を揺さぶられる感覚にロンは眩暈を起こしたようにふらつく。盾には攻撃値が設定されていないためHPの現象は僅かだが、体の自由を手放してしまったロンの目の前でシュウは悠然とランスを引き戻し、腰を落として構えを取る。
合わせてランスに生まれる橙色の光。その発光が槍身全体を包み込んだ瞬間、シュウは己が持つ筋力値の全てを込めて右足を踏み込む。
「――――ッ!」
放たれる無音の気合、大地から生じた反発をランスへと乗せることにより、ソードスキル単体が持つ威力を極限までブーストさせた突撃槍単発重攻撃技《ランメ・カノーネ》の一撃が短剣使いの中心を貫いた。
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