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非日常なスクールライフ〜ようこそ魔術部へ〜
第5章 魔術師の祭典
第92話『ミーティング』
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上手くいかないのだから。


「じゃあちょっと見せてみろよ。さっきから口だけで、飛ぼうともしてねぇじゃん」

「だって落ちたら怖いから……」

「そんなこと言ってたらできるもんもできねぇよ。安心しろ、骨は拾ってやる」

「死ぬ前提!?」


伸太郎の意見はもっともなのだが、やはり恐怖が拭えない。頭から地面に落ちる恐ろしさは、ついこの前体感したばかりだ。2度とあんな目には遭いたくない。


「冗談だよ。落ちてきたらキャッチしてやる。……結月が」

「任せて!」

「他力本願じゃん……」


そう呟いて伸太郎を見つめると、彼はふいっと目を逸らした。
なんかこんなこと前にもあった気がする。いくら自分より力があるとはいえ、女子にすぐ任せるのはどうなのだろうか。


「じゃあやってみるよ?」

「ああ。見といてやる」

「落ちることは気にしないでね」

「わ、わかった」


伸太郎の分析と結月のバックアップ。何だかんだ悪くない布陣だ。不思議とできそうな気がしてくる。
よし、頑張るぞ……!


「ふぅ……」


深呼吸して、足の裏に力を込める。そして姿勢を崩さないように注意しながら、風で身体を浮かして──


「うわっ!?」

「おっと! 大丈夫?」

「ご、ごめん結月!」

「いいよ、気にしないで」


さぁ飛び立とうとした瞬間、重心が前に傾いてしまい地面に倒れそうになる。が、すんでのところで結月が受け止めてくれた。危ない危ない。
やっぱりバランスをとるのが難しいな。


「ついに人前でもイチャつき始めたか」

「ち、違っ! バランスとれなかったから……!」

「はいはい、わかったわかった」


結月に抱きしめられる晴登を見て、伸太郎が冷たく一言。必死に弁明するも、彼は聞く耳持たずだ。
傍からはそう見えてしまうのか。……これ以上失敗する訳にはいかないな。


「そら、もう1回」

「うん!」


気を取り直して、もう一度集中する。次こそはせめて1mでも──


「わぶっ!?」

「よいしょ!」

「……三浦、わざとじゃないだろうな」

「違うって!」


意気込んだ矢先に、再びバランスを崩して結月のお世話になってしまった。おかげで伸太郎に変な目を向けられてしまう。
おかしいな、このやり方でいいと思うんだけど……。


「……大体思ったけどよ、たぶんそのやり方じゃ無理だろ」

「えっ!?」


疑問を感じた瞬間に、伸太郎から指摘が入る。
まさか技術云々よりやり方に問題があるとは。


「だってよ、お前の飛び方は『地面に風を当てて反作用で飛ぶ』ってことだろ? それって低空飛行こ
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