第四幕その十二
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「気が変わることもあるわ」
「移り気なんだ」
「あたしはね」
「それでその時はだね」
「そっちに行くわ」
こう言うのでした、スパゲティペスカトーレを食べているジョージに対して。
「すぐにね」
「それが君の生き方なんだ」
「そうよ、自由でしょ」
「うん、風来坊とでもいうのかな」
「そうよ、あたしは風来坊よ」
くるくると踊りながら言いました。
「だからね」
「気の赴くままにだね」
「動いてね」
そうしてというのです。
「生きてるの」
「そうだよね」
「それがまた楽しいのよ」
「そうだね、本当に」
「だからよ」
「気が向けばそうして」
「他のところに興味を持てば」
その時はとです、また言うのでした。
「そっちに行ってね」
「楽しむんだね」
「それがあたしだから」
「これからもだね」
「そうしていくわ」
「今日はこの森にテントを出して寝てね」
ドロシーが言ってきました。
「そうしてね」
「そのうえで、ですね」
「明日出発するわよ」
こうジョージ達に言いました。
「いいわね」
「わかりました」
「それとね」
さらに言うドロシーでした。
「ここからさらにね」
「お菓子の国にですね」
「そうよ」
そこにというのです。
「行くわよ」
「そうしますね」
「ええ、そしてね」
そのうえでというのです。
「冒険の旅を続けるわよ」
「そうですね、ただ」
「ただ?」
「お菓子の国に着くまでも色々あるわよ」
ジョージに笑顔でお話しました。
「そのことは楽しみにしていてね」
「はい、それじゃあ」
「色々なものがあることは」
本当にというのです。
「オズの国の特徴の一つだから」
「それで、ですね」
「そのことも楽しんでいてね」
「そうさせてもらいますね」
笑顔で言ってでした、そのうえで。
皆はそれが出来る人達は晩ご飯を食べて身体を奇麗にしてです、テントの中で朝まで寝て朝ご飯を食べてから動物の皆そして木とお別れの挨拶をして冒険の旅を再開しました、楽しい旅はまだ続きます。
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