NO.009 リムルの目覚めと進捗
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どなるほど……。
もしかして、俺もイズクの力を使えたり?いや、そんなうまい話はさすがにないか。
「それと僕もなんか猫人族から聖猫人族に進化したらしいんだ」
「ほうほう? あまり胸は成長していないような……あいたっ!?」
「さすがにセクハラだよ……?」
「すみません……」
素直に謝っておいたが、そうか。
だから聖なる気配がさらに増してんだな。
「それになんかユニークスキル『信仰の加護』なんてものまでついちゃったんだ」
「それは!?」
どうも、生前からの功績がついにスキルとして形になってしまったらしい。
なんかイズクも俺同様にゴブリン達に信仰されてしまっているらしくて、外界に対して聖なる守護の力を信仰する者たちに授けるスキルらしくて、信仰している限りそれだけで聖なる守りが約束されているとかなんとか……。
世界の声ってなんかイズクに対して贔屓してんじゃね?と勘ぐってしまうほどだ。
「ま、いっか。なんとなくだけどイズクだからで納得できてしまうんだよな」
「そうですな」
「その通りですね。我が主!」
「なんか、恥ずかしくなってくるね……」
それで顔を赤くして俯くイズクはそれはなんというかずるいほどに可愛い。
もしかして魅了のスキルとかも付属されてるんじゃね?と思う。
俺も少し危うくなるからな。
魅了されない様に気を付けないとな。
それから宴が開かれて、リムルが音頭を取る事になっていたので、
「えー……それではみんなの進化と戦が無事に終わったのを祝って―――かんぱーーーー…………い?」
リムルが過去の様にしてしまっていたが、当然リグルド達は理解ができないためにハテナ顔になっていた。
「リムル様『かんぱい』とはいったい……?」
「あ、ああ。知らなかったか」
「まぁそれはそうだと思うけどね……」
それからリムルは乾杯について詳しく説明していき、なんとか理解できたのかリグルド達も「かんぱい!」とコップを掲げて叫んでいた。
ちなみに、なぜかこの場に似合わない少し高級そうなコップだったためにリムルはすぐに出久の方へと向いた。
「あはは。少し創造しちゃいました」
「なるほど……」
創造だなんてなんでもありだな、とリムルは思った。
そんな事を思っていながらも宴も終わって、これからの方針を考えるリムルであった。
「(やっぱり家とかもぼろぼろだよな。装備も刃こぼれだらけだし……村の発展のためには知識を持つものがいたほうがいいよな。課題は山積みだな)」
それから翌日。
リムルは出久と話し合ってみんなを広場に集めていた。
わざとらしくリムルはちょび髭を付けて、いまだに騒いでいるみんなが静かになるまで
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