NO.009 リムルの目覚めと進捗
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目を覚まして、
「俺、復活!!」
「リムル様!」
「リムルさん! なんかいろいろとちょうどよかった!」
リムルの目覚めに出久は助かったという気持ちになっていた。
そんなリムルはというと、
なんか、目を覚ましたはいいんだけど……すっこし成長しているとはいえイズクの事はなんとか確認できた。
でも、その隣にいる可愛らしい女性は誰だろう……?
「リムル様。お目ざめしたのですね。今リグルド様をお呼びしますね」
そんな事を言って謎の女性は小屋の外へと出ていった。
「そのさ? イズク、いまの女性って誰……?」
「困惑するのはわかるよ。でも、あの子はハルナさんだよ」
「ハルナだって!?」
イズクの言葉に少し信じられないといった感じの俺がその場にいましたとさ。
それでイズクが短く要約して教えてくれた。
名付けで進化したのだと。
だからかぁ……。名付けは大変な行為ってそういう事だったんだな。
今度から気を付けないとな。
またスリープモードになるのは勘弁だから。
そしてハルナが出て行って少しして、
「リムル様! お目覚めになりましたか!」
そんな豪快な叫びとともにリグルドが、リグ、ルド……?なんだこの筋骨隆々の魔人は!?
名付ける前はよぼよぼのじいさんだったよね!?
「これも進化って事で受け止めてね。リムルさん」
「お、おう……」
どこか達観しているようなイズクの言葉に俺もなんとか現実を受け止める。
さらに次の瞬間には小屋が崩れてとってもでっかい狼が中に入ってきた。
「我が主! ご快復心よりおめでとうございます!」
「お前……もしかして、ランガか?」
「はっ!」
なんかボスより大きくなっていない!?
それに後からやってきた他の狼達も毛並みが変わって進化しているのを伺える。
あれ? ランガにしか名前つけてないよね?
それでのちほどにランガに理由を聞くと、牙狼族は『全にして個』らしく、ランガが進化したと同時に名前を与えていないけど他の奴らも進化したらしいと……。
それで種族も『嵐牙狼族<テンペストウルフ>』に進化したらしい。
名付けってすげー……。
しかも、
「そして、我がもう一人の主であるイズク様より力も授かりました。リムル様の嵐に加え、炎、氷、雷の属性も宿しました!」
「なんと!」
「そういう事らしいんだ」
それで理由を聞いてみると、あの時ランガの名付けの時にイズクの魔力も拝借したから、そのはずみで俺とイズクのなにかしらの回路が繋がったらしく下手したら俺はイズクの魔力も今後も何度か拝借できるようになったらしい。
【告。個体名:イズクとの接続を確認。同格の存在となりました】
なるほ
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