『抹消』
[2]次話
心の隅から隅迄総て吐き出したところで何にも成らない。
そう何にも成り得ないなら殺すしかない。
お互い理解出来てないところなんて当たり前に有る。
脳味噌ぐっちゃぐちゃに掻き廻して心臓は捻り潰そう。
総ての痛みや怒り,憎しみすら消えてしまうように。
いっそ誰かが抹消してくれたら楽なのに。
生まれ代わったらなんて言うけど,生きるだけで面倒臭い[人間]なんかには二度と成りたくもない。
誰の記憶からも消えてしまいたい。
君の記憶にも残らなければ悲しませずに済む。
人生のやり直しなんて甘っちょろい事は無い。
失ってくものが多く在るのに得るものなんて僅か。
代償ばかりが増えてくだけの人生。
生き甲斐なんて何処に在るんだろうか。
[2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ