4ーInterlude(前編)
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かやるやる〜♪
…って。」
僕は紫色のマントのフードを被った少女にテクテクと近くと。
「あ、可愛い!こんにちは!僕は雪…あ、スノードロップ!よろしくね?」
「あ!アクに手を出すな!」
僕がニコニコ笑顔で少女に話しかけると慌ててもう1人の少年が割って間に入る。
「あ、君、彼氏さん?気軽に僕のことはスノーって呼んでね。」
「どうも…。
って!彼氏じゃない!僕は騎士(ナイト)だ!」
「ナイト?へえー。かっこいいね!この子の騎士なんだ!かっこいい。」
「…ねえ。」
そう言ってフードを被った少女はパサッとフードを取る。セミロングの髪でおだんごヘアーになっている。てかめちゃくちゃ。
「可愛い!どう?この後!お茶でも!」
「ちょっと!だからやめろ!」
「…ねえ、ロア。」
フードを取った少女は僕を一瞥するとロアと呼ばれた少年に。
「この人、私のこと見ても月影の王女とも言わないし、ロアの事も騎士って言わない。
…ねえ?貴方、何者なの?」
警戒心を強くする少女。僕ははあ。とため息をついて。
「しょうがないなぁ。ちょっと突飛な話だけどね…聞き逃さないでね?」
僕はそう言って説明を始めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「つまり異世界から来たってこと!?」
ロアがそう叫ぶと僕は首を振って。
「おしー!平行世界。って方が分かりやすいかな?」
「にわかに信じられないけど…」
「まあ、信じられないなら信じなくていいよ♪
んでアクちゃん!」
僕は再びアクちゃんの手を掴む。そうして多分今日一キラキラしているだろう。目を輝かせながら。
「ちょっとデートしない?今なら僕の歌も付いてくるよ?」
「だから、スノー!」
「いいわよ。」
「ダメに決まって…。
え?アク?」
僕はそれを聞いてニコニコしながら手をアクちゃんの前に出す。
「その代わり!」
僕に向けていつの間にかに片手剣が突きつけられていた。
「私たちに勝ったら。」
「…。ふーん。」
僕はすっと2人に距離を取るとにこやかに笑う。そうして大鎌を右手にとって。
「面白いじゃん♪ますます君をデートに誘いたくなったよ!」
「私たちに勝てるの?」
「やってみないとわかんないな♪」
クルクルとバトンのように回す。そうして僕は笑顔を崩さずに。デュエル申請の申し込みをOKにする。
「さ!かかっておいで!ちょっと先輩が戦闘を教えてあげる♪」
音の死神、そして騎士と月影の王女の3人の円舞曲が始まる。
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