第四幕その五
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「高さ百メートルになると」
「もっと長い間生きてるかも」
「木が一人でに動くのはオズの国でも」
「お酒飲むのもね」
「そのことも凄いね」
「それでね」
アメリカアナグマも言います。
「皆どうしたものかって思っているんだ」
「というかどうしてなの?」
つぎはぎ娘がここで首を傾げさせつつ言いました。
「これまでは夜しか飲まなかったのよね」
「そうなんだ」
「ずっとね」
「それで朝はしっかりしていたけれど」
「お昼も」
「それがね」
動物の皆はつぎはぎ娘に答えました。
「ある日からね」
「急にそうなったんだ」
「理由を聞いていつも泥酔していて寝てるし」
「会話も出来ないから」
「理由もわからないんだ」
「僕達も」
「ううん、それでも聞かないとわからないわよ」
また言うつぎはぎ娘でした。
「木本人にね」
「そうね、とりあえずその木のところに行きましょう」
ドロシーも言います。
「今は」
「そうよね」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「これからね」
「ちゃんとよね」
「木にそうした困ったことは止めてもらいましょう」
「そうしないと駄目ね」
「やっぱりお酒はいつも飲むものじゃないわ」
「それでざこ寝したっらね」
「皆の迷惑だから」
だからだというのです。
「ここはね」
「木のところに行かないとね」
「そう、まずはね」
こうつぎはぎ娘に応えました。
「行きましょう」
「木のところにね」
「それじゃあね」
動物達が応えてです、彼等は一行を近くの森の中に案内しました、するとそこにお話通り高さ百メートルがある黄色い葉を持っていてお顔がある木がです。
幹も根も真っ赤にして大いびきをかいて寝ています、その木を見てです。
つぎはぎ娘はこれはという声で言いました。
「物凄く飲んでるわね」
「近くにワインのお池がああってね」
ビッグフットが答えます。
「いつもそこで飲んでるんだ」
「そうなのね」
「もう身体ごと入って」
「飲んでるのね」
「お口からも根からも葉からもね」
まさに身体全体からというのです。
「お酒を飲んでね」
「こうして酔ってるのね」
「そうなんだ」
「ううん、だからここまで酔ってるのね」
「お池のワインは尽きないけれど」
それでもとです、ビッグフットは言いました。
「この大きさだからね」
「ざこ寝されるとね」
「本当に困るから」
それでというのです。
「どうにかならないかってね」
「あんた達は思ってるのね」
「さっきお話した通りね」
「そうなのね」
「それでね」
さらに言うビッグフットでした。
「このことだけれど」
「え、まずはね」
「まずは?」
「お酒にはお水ね」
これだ
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