3ーOverture (後編)
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「儚い夢を抱く♪」
僕はいつも通り歌いながらさっとカガチ・ザ・サムライロードに接近すると…。まあ、案の定、そのボスモンスターは僕に対して挨拶がわりに僕の身長と同じくらいの日本刀で惨☆殺しようとしてきたので。
「ほいさ♪」
横なぎ1発。それをスライディングで躱し、ボスモンスターの股を通り抜けると背後に回り込む。
「…♪」
僕はちょうどユナの曲に合わせるように歌いながら大鎌で斬撃を2発叩き込む。しかし流石レイドボス。そんなに効いてないようで、くるっと僕の方に振り向くとその日本刀で僕を惨☆殺 (2回目)しようとしてきたので僕は慌てて逃げる。
「わーーー!!!助けて!クライン!キリト!アスナ!」
「…何やってるんだスノーのやつ。俺たちも行くぞ。キリの字!アスナ!」
僕は地面を抉るような日本刀の叩きつけを必死に躱すと再び隙を見つけてボスモンスターの股を再びスライディングで抜けるとキリト達に合流する。合流する前2、3発喰らいそうになったけど風林火山のギルドメンバーのタンクの人が僕の盾になってくれていた。
「はあはあ…、
やっぱ、歌いながら…キツい。」
「スノー…無茶しすぎよ。現実なんだから歌いながらは無茶よ。」
アスナにそう言われたけど僕はハハッと笑って。
「いやあー。行けると思ったんだけどな…。
ってキリト?」
「…。」
するとキリトも僕のように音も立てずにボスモンスターに向かっていく。接近してきて気づいたのだろう。ボスモンスターはキリトに向かって蛇のような鞭による範囲攻撃が来るが上手く懐に潜り込んで躱す。
そうしてキリトが切りかかろうとしたところで。
「あ。」
転けた。それはまるで漫画のように綺麗に転ぶとボスモンスターの前に倒れる。
慌ててキリトはボスモンスターの攻撃を躱すと僕達の所に戻ってきた。
「ちょっと!大丈夫!?」
アスナがそう言う中キリトは。
「身体が重い。VRとは違うな。」
「ただの運動不足でしょ!」
僕はその夫婦漫才を聞いてはぁ。とため息を吐くと大鎌をいつものようにクルクルと回す。
「あ。」
僕の後ろの人…遠距離攻撃をしている人がロケットランチャーをぶっぱなしていた。
…間違ってユナの方へ。
するとどこからか現れた人影がロケット弾を剣で弾くとボスモンスターにロケット弾がぶつかる。
というか…。
「ランク2位!?」
その人影…少年はこのオーディナル・スケール内のランキングで2位と表示されていた。ちなみにランクはそのプレイヤーの頭の上に出る。僕は10万台です。ランキング。
「…って。凄い動きだね。」
まるで体操のプロかと思うくらい華麗な動きでボスモンスターの周りを事細かに動き翻弄すると直剣で切り刻む
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ