第三幕その十一
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「服はね、動きやすい服でも」
「スカートは膝までで」
「上着も長袖で」
「ストッキングも穿いていて」
「靴もしっかり履いていて」
「帽子もですね」
「そう、オズの国の服は露出は少ないの」
そうなっているというのです。
「昔からね」
「そういえば」
「言われてみればそうですね」
「オズの国の服は露出少ないですね」
「今も」
「どの人達も」
「ええ、ただ身体は大きくなったわ」
このことは違うというのです。
「オズの国の人達は」
「昔は皆一四〇位でしたね」
ジョージもこのことをお話しました。
「そういえば」
「ええ、けれど今は違うわね」
「今のアメリカ人と同じ位ですね」
「そうなったわね」
「そうですね」
「子供の背は同じでも」
それでもというのです。
「大人の人達の背はね」
「高くなりましたね」
「そうなったわ」
こちらは変わったというのです。
「服は同じでも」
「昔に比べて人も増えて」
ミュージッカーも歌いつつ言ってきます。
「色々な人種の人も増えて」
「昔は白人の人だけだったのが」
それがというのです。
「アジア系やアフリカ系の人もいるわね」
「ヒスパニックの人達もね」
「ネイティブの人達もいて」
「イタリア系の街にチャイナタウンもあって」
「日本の街もあるね」
「ネイティブの人達の集落もあるし」
「随分変わったわね」
ドロシーが見てもです。
「オズの国も」
「そうだね」
「それを思うと」
どうかというのです。
「オズの国もね」
「変わったね」
「そうした部分も多いわね」
「本当にね」
「貴方の歌も随分とバリエーションも増えたし」
ドロシーはミュージッカー自身のお話もしました。
「貴方も変わったわね」
「うん、ただ僕は悲しい曲はね」
「歌わないわね」
「身体からも出ないよ」
そうした歌はというのです。
「明るい曲以外はね」
「失恋の曲は」
「絶対にだよ」
こうジョージに答えました。
「歌わないよ」
「悲しい曲は」
「僕の性に合わないからね」
「そう言われると」
「納得出来るね」
「確かに」
ジョージもこう返しました。
「それは」
「僕は明るい曲専門だからね」
「あたしもよ」
つぎはぎ娘も言ってきます。
「明るい曲専門よ」
「というかオズの国に悲しい曲って凄く少ないわよ」
ドロシーもこう言います。
「明るくて楽しい国だからね」
「自然とですね」
「そうなるのよ、じゃあ夜まで楽しんで」
「晩ご飯食べてですね」
「近くの湖で身体奇麗にしてね」
そしてとです、ドロシーがジョージにお話しました。
「そうしてね」
「そのうえで、ですね」
「テントで休んで」
「
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ