第三幕その八
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「歌っているんだ」
「そうよね」
「寝ている時も音楽がかかるしね」
「寝ている時の音楽はどういった音楽ですか?」
ジョージが尋ねました。
「その時は」
「子守歌だよ」
「その歌ですか」
「ベッドに入ったらすぐにこの音楽が出てね」
身体からというのです。
「そうしてなんだ」
「その音楽を聴いてですか」
「すぐに寝られるんだ」
「それはいいことですね」
「だからいつもぐっすり寝られているよ」
こうジョージに答えました。
「気持ちよくね」
「それでですが」
神宝はミュージッカーに時間を観つつお話しました。
「今三時ですが」
「ティータイムの時間ですけれど」
カルロスもミュージッカーに言います。
「ミュージッカーさんもどうですか?」
「食べたり飲んだりされますか?」
恵梨香はオズの国にはそうしたことをする必要のない人もいるのでこのことを確認の為に尋ねました。
「そちらは」
「若しそうされるなら」
ナターシャもそのことからミュージッカーに尋ねます。
「ご一緒に」
「うん、甘いものは大好きだよ」
ミュージッカーは子供達に笑顔で答えました。
「何でもね」
「ええ、貴方も食べて飲む人で」
ドロシーも応えて言います。
「どちらも好きよね」
「そしてその時もね」
「音楽がかかるわね」
「そうだよ」
お食事の時もというのです。
「食欲をさらに上げる様な曲がね」
「そうよね」
「だからね」
それでというのです。
「今もね」
「ティータイムの時も」
「音楽がかかるよ」
「そうよね」
「それでもいいね」
「大歓迎よ」
ドロシーはミュージッカーに笑顔で答えました。
「じゃあティータイムの後でね」
「僕と一緒にだね」
「歌ってね」
「踊るんだね」
「そうさせてもらうわね」
「そうしようね、それでだけれど」
今度はミュージッカーから尋ねました。
「ティーセットは何かな」
「中華風でいこうと思ってるわ」
「中国なんだ」
「ええ、中国茶にね」
お茶はこちらでとです、ドロシーはお話しました。
「それでごま団子にマンゴープリン、タピオカミルクよ」
「あっ、ごま団子あるんだ」
「それも出すつもりよ」
「いいね、丁度ごま団子を食べたかったんだ」
ミュージッカーは笑顔で言いました。
「ここに来る途中でチャイナタウンにも寄ったけれどね」
「そこでなのね」
「うん、ごま団子を見てね」
それでというのです。
「いいなって思ったけれど丁度満腹でね」
「他のものを食べたのね」
「刀削麺とか水餃子とか杏仁豆腐とかを食べてね」
そうしてというのです。
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