第三幕その五
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「白鳥の湖なんて」
「私達も授業で習ったし」
恵梨香もこう言います。
「本当に有名な曲ね」
「その白鳥の湖をね」
つぎはぎ娘は子供達にもお話します。
「これから踊るわ」
「ううん、僕達バレエはね」
どうかとです、ジョージが言いました。
「ナターシャは踊れるけれど」
「あんた達四人はなのね」
「うん、白鳥の湖以外の曲もね」
それもというのです。
「知らないから」
「それでなの」
「観させてもらうけれど」
「踊らないのね」
「はじめてでもチャレンジだよね」
「あたしはそうするわ」
「それでだね」
「あたしはバレエもよく踊っていて」
そしてというのです。
「白鳥も湖も何度か踊ってるけれど」
「はじめてでもだね」
「最初踊った時はどんな踊りかね」
「全然知らなかったんだ」
「そう、タイトルもはじめて聞いたけれど」
それでもというのです。
「踊ったわ」
「それは凄いね」
「他に踊ってる人達の踊りを見てね」
「それで見よう見真似で」
「踊ったわ」
「じゃあ」
「あんた達も踊ったら?それか演奏をね」
そちらをというのです。
「やってみたら?」
「ううん、そうしたらいいんだね」
「踊りが駄目ならね」
それなっらというのです。
「どうかしら」
「それじゃあ」
ジョージだけでなく恵梨香達四人もでした。
つぎはぎ娘の言葉を受けてそれならと五人で考えてお話をしてそうしてそのうえでなのでした。こう言いました。
「じゃあね」
「演奏に参加させてもらうよ」
「そちらにね」
「ダンスは難しいけれど」
「そちらにね」
「演奏もはじめてよね」
そちらもとです、つぎはぎ娘は尋ねました。
「あんた達は」
「うん、けれどね」
「はじめてでもやらせてもらうよ」
「チャレンジが大事だし」
「はじめてでも怖気づかずにね」
「やらせてもらうわ」
「そうしたらいいわ、失敗してもね」
そうしてもというのです。
「いいのよ」
「それでもだね」
「楽しかったらね」
それならというのです。
「いいのよ」
「それでだね」
「あんた達が演奏をしたいなら」
それならというのです。
「やったらいいわ」
「それじゃあね」
「それとね」
「それと?」
「あたしはバレエの服は着ないから」
このことも言うのでした。
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