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あつまれおおかみたちの森 〜南の島に流れ着いた俺が可愛いどうぶつたちとまったりスローライフを目指す話〜
出発だよ!
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民家から警察に連絡するというのだ。なぜ俺が脅されているのか謎だ。恐らく俺のことを、昨晩自分を海上で襲った連中の仲間だといまだに思っているのかもしれない。あるいは俺が警察に自分を突き出すと考えているのかもしれない。いずれにしろここを動くなってことなのだが、そもそもの話俺は手ぶらだが奴は確実に使える拳銃を右手に持っている。もっともそれをぶら下げて歩いていったら、それはそれで騒ぎになるだろうことは間違いないはずだが・・・。何であれとにかく今は言うことを来ておいた方が良さそうだ。
俺が黙ると、それで良いとばかりに満足げな顔をして見せたトレバーは、のっしのっしと先ほどの少年が来た道を逆に歩いて行った。残された俺は茫然とそこに立ち尽くす。テントが立っているこの海岸は周りを林で囲まれており、仮に人が住んでいるとすれば、先ほどトレバー歩いて行った小道が続く林を抜けた先にあると思われた。すでにトレバーの姿は林の中に消えていた。俺はどうしたものかと、天を仰いだ。見たところここに替えの船は無い。海岸沿いを歩いて、港みたいな場所が他にないのか探そうか。そう考えた矢先である。
「パン、パン!」
乾いた発砲音が林の向こう、遠くから聞こえた。薄々予想はしていたが、しかしそれが起きるのが早くないかとも思った。
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