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あつまれおおかみたちの森 〜南の島に流れ着いた俺が可愛いどうぶつたちとまったりスローライフを目指す話〜
出発だよ!
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さて、これどうしたものか。
目の前に人型の生き物「だった」ものが、肉塊となって散らばっている。殺した犯人は息を上げながら、どこに隠し持っていたかは謎だが、ガバメントモデルを向けながら時折
「ファック!ファック!」
と絶叫しながら「それ」の恐らく頭だった部分を踏んづけている。
漂流中の船の上、テントの中、疲労で気を失っていたとはいえ、一晩コイツに背中を向けていたことがいかに危険だったか、この時初めて気づいた。このぬいぐるみみたいな化け物も十分奇妙だが、この隣人は純粋に危ない。
「アァ!アァ!アァ!」
「グシャ!グシャ!グシャ!」
もう原型が何なのか分からない。しばらくして・・・。
「ハァハァ・・・」
ようやく落ち付いたようだ。すると奴は自分のTシャツが返り血で汚れいてることに気づいたようだ。まぁ元から綺麗ではなかったが、それが返り血で更に赤茶色くなっている。
「??何だ?? 、??何だ??」
何故か、今度は自分のTシャツが汚れていることに驚いているようだ。そして吠える。
「・・・・ォイ。ォォォォオオイ!ジャャッャプ!」
何故か俺を呼びつける。
「な、なんだよ?」
トレバーは自身のシャツを指さし言う。
「オイ、見ろ。なんだ、俺様の一張羅を腐ったベジマイトで汚しやがった奴はぁ?だれだぁぁ?!」
「いや、お前がその訳わかんないヤツをころ・・・」
「そうだ!!このオーストラリア人のガキのせいだぁ!」
それは違うと思うが、多分コイツはいったん火が付くと手が付けられないタイプなのだろう。トレバーはジャンプして今度は両足で例の少年の死体をつぶしにかかった。2,3回踏みつけた後、ようやく落ち着いたのか大分冷静になった状態でトレバーはつぶやいた。
「ジャップ。わかったぜ、コイツの親に改めて教育の大切さを説いてやれば良いんだな?」
「ぁあ?」
「この小僧は何処から来た?」
「わかんねぇ。多分・・・。」
俺は何となくこの少年が走ってきた小道の方を指さした。
「ふん、ちょっと行ってくるか!ああ、それとな、お前は新しい船でも探しておけ、無けりゃ無いで作れ!」
「いやいや、とりあえず人がいるんなら、そこで連絡とって迎えに・・」
「ファーーーーック!!オイ!ジャップ!なんなら、電話見つけたら、ここにポリ公呼んでやっても良いんだぜぇ!ポリが目にするのは、この小僧のケツに一発ブチ込んだ後に、ブチ殺してせっせと後片づけしてるテメエの姿ってところか!オイ!」
ん、コイツ何気に殺しを擦り付けようとしていやがる!?頭の回転の仕方が最悪に早いじゃないか!?どうやら、俺は黙ってこのテントの近くでボート探しをしなくてはならないらしい。さもなくばこの近くの
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