第101話
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同日、AM11:00――――――
”トリスタ占領作戦”が始まってメンフィル帝国軍本陣が侵攻を開始すると、トリスタを防衛を任されているエレボニア帝国正規軍が迎撃をしていた。
〜トリスタ街道〜
「――――――」
「な、何なんだあの人形達は……!?」
メンフィル帝国軍が先陣にゴーレムの軍団を進撃させている中、エレボニア正規軍は初めて見るゴーレムの軍団に困惑していた。
「総員、まずはあの謎の人形達を砲撃で殲滅せよ!――――――戦車、一斉砲撃!!」
「イエス・サー!!」
困惑していた正規軍はすぐに気を取り直し、戦車の部隊はゴーレムの軍団に次々と砲撃を行った。砲撃が命中したゴーレム達は砲撃によるダメージと衝撃で一時的に足は止まったが、結社の人形兵器のように命を宿していないゴーレム達は痛みを感じない為、すぐに立ち直って進軍続けた。
「何なんだよ、奴等は……!?」
「砲撃が命中しているのに、何故それを気にせず進軍し続けられるんだ……!?」
一方正規軍は痛みを気にせず進軍し続けているゴーレムの軍団に恐怖を抱いていた。そして一部のゴーレムの部隊が最前列に位置する戦車の部隊に到着すると巨大な腕を振り下ろした。
「――――――」
「う、うわあああああああ……ッ!?」
「ぐああああああ……っ!?」
ゴーレム達の攻撃を受けた戦車は一撃で破壊され、戦車を操縦していた軍人達も戦車が破壊されると絶命した。
「おのれ……っ!――――――空挺部隊、援護射撃で奴等の足を止めろ!機甲兵部隊は奴等の足が止まっている間に接近して止めを刺せ!」
「イエス・サー!!」
それを見た司令官は新たに指示を出した。すると正規軍の空挺部隊はゴーレムの軍団に向かって怒涛の射撃を放ってゴーレム達の足を止めさせ、その間に接近した機甲兵達が次々とゴーレム達を破壊した。
「よし――――――次はこちらの番だ!戦車部隊、敵軍の陣地に一斉砲撃せよ――――――」
ゴーレムの軍団を全滅を確認した指揮官が口元に笑みを浮かべた後新たなる指示を出したその時
「充填完了。攻撃開始。」
正規軍がゴーレムの軍団に気を取られている間に魔導砲のエネルギーの充填を完了したシェラ率いる機工軍団は砲撃を行い、機甲軍団の砲撃は戦場を轟かせる大爆音と共に業火と爆発が一瞬で敵兵を飲み込み、機甲兵や戦車をも跡形もなく吹き飛ばした!
「なあっ!?」
「う、うわああああああああっ!?」
「ま、まさか………先程の部隊は今の砲撃の準備を稼ぐための”時間稼ぎの部隊”だったのか……!?くっ……だが、あれ程の威力の砲撃、連射はで
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