第101話
[9/9]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
しょうね……?」
「ルシエルさんが現れた状況を考えると、普通に考えればルシエルさんが戦っていた勢力に敗北した状態で異世界移動をさせられたのだと思われるのですが……」
「ただ、その場合彼女達がこの場に現れた際に正規軍によって拘束されるか”止め”を刺されていますよね?」
「……恐らくだけど、私達も想定していない”第三の勢力”がグラウンドにいた正規軍を殲滅したのでしょうね。問題はその目的だけど………」
天使達の傷の手当をしている様子のエリス達を見守りながら呟いたエーデルガルトの疑問に考え込みながら答えたステラの推測にツーヤは戸惑いの表情で指摘し、プリネは真剣な表情で考え込んでいた。
「ルシエル様……お気をつけください……”飛天魔”達がまだ……近くにいるはずです……!」
「”飛天魔”ですって!?」
一方治癒術で天使達の一人である”ヘルテ種”の天使の傷の手当てをしていたルシエルは呻きながら呟いた天使の忠告を聞くと血相を変えた。
「フム……不可思議な甲冑を操る人間の軍隊、それとは別の天使達の部隊の次は人間と魔族、そして天使の混合軍か。」
「な――――――」
するとその時リィン達の頭上から初めて聞く女性の声が聞こえ、声を聞いたリィン達が周囲を見回している中空を見上げたクルトは自分達の頭上の光景―――――ファーミシルスと同じ種族である”飛天魔族”の部隊とベルフェゴールと同じ最上位睡魔族にして女王種である”リリエール”の部隊が滞空してリィン達を見下ろしている様子を見つけると絶句した――――――
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ