第101話
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らかの”想定外”が発生したようですわね。――――――その証拠に、新たなる異世界からのゲストもいらっしゃっているようですし。」
「あれは………!」
真剣な表情で自身の推測を答えたミュゼはある事に気づくとその方向に視線を向け、ミュゼが視線を向けた方向にある光景――――――満身創痍の状態で地面に倒れている十数人の様々な天使達を見つけたステラは驚いた。
「なっ!?ま、まさか貴女達は……!」
するとその時血相を変えたルシエルが地面に倒れている天使達に急いで近づき
「ぁ……ルシ……エル……さま……」
「よくぞ……ご無事で………」
「!!そ、そんな……!?という事は生き残っていた貴女達までわたくしのようにこの世界に……!?」
満身創痍の天使達はルシエルに気づくと安堵の表情を浮かべ、その様子を見たルシエルは信じられない表情を浮かべた。
「……もしかして、彼女達はルシエルの部下の天使達か?」
その時ルシエルに近づいたリィンは真剣な表情でルシエルに訊ね
「……はい………彼女達は恐らくわたくしが討たれてからもなお、生き残って抵抗していたわたくしが率いていた部隊に所属していた天使達なのでしょう……まさか彼女達までわたくしやレジーニアのように異世界移動するなんて……いえ、それよりも彼女達の傷を回復させる事が先決です……!リィン少将、軍事作戦中に誠に勝手なお願いとは思われますが――――――」
「それ以上は言わなくてもわかっている。エリス、ミュゼ、アルフィン、メサイア、レジーニアはそれぞれ治癒魔術やアーツ、クラフトで倒れている天使達の傷の回復を頼む!」
「「「「はいっ!!」」」」
「了解した。」
リィンの疑問に辛そうな表情で頷いて答えたルシエルは決意の表情を浮かべてリィンにある嘆願をしようとしたが、ルシエルが何を嘆願しようとしていることを悟ったリィンはエリス達に指示をし、指示をされたエリス達はそれぞれ天使達に駆け寄って治癒魔術やアーツで傷の手当てを始めた。
「……貴方の慈悲に心から感謝致します、リィン少将……!」
「この想定外の状況に関して彼女達にも聞きたい事があるから、当然の事をしたまでさ。――――――それよりもせっかく生き残った仲間達と再会できたのだから、ルシエルも彼女達の回復を優先してあげてくれ。」
「はい……!」
涙を流しながら頭を下げてリィンに感謝の言葉を述べたルシエルはリィンに天使達の回復を優先させることを指摘されるともう一度リィンに頭を深く下げた後エリス達のように倒れている天使達にかけよって治癒魔術をかけ始めた。
「それにしても、彼女達は一体いつ、どの勢力による攻撃を受けてあんな状態になったので
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