第101話
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ロード達が出撃するとレヴォリューションは戦場から離れてトリスタ方面へと向かった。
〜トールズ士官学院・裏口方面〜
「なっ!?紅き翼とよく似た灰色の飛行艇……という事はあれが先程の報告にあった……!」
「メンフィルが開発したと思われる飛行艇か……!」
「くっ……街道とは別ルートによる奇襲で士官学院、そしてトリスタを占領してトリスタで戦っている戦友達を挟撃するつもりか……!」
トールズの裏口を防衛していた部隊はトールズに近づいてきたレヴォリューションを見つけると驚いた後レヴォリューションを警戒していた。するとリィン達が転位魔術によって戦場に姿を現し、レヴォリューションはその場から去った。
「なっ!?軍隊が突然戦場に……!?」
「くっ……先手必勝だ!幸い奴らに戦車と言った”兵器”は存在しない!生身の奴らにとっては対抗手段が存在しない機甲兵で奴らを殲滅せよ!」
「イエス・サー!!」
リィン達の登場の仕方に驚いた正規軍だったがすぐに気を取り直し、機甲兵の部隊がリィン達に突撃した。
「エーデルガルト隊、突撃してくる機甲兵達の攻撃を受け止めるわよ!」
「プリネ皇女親衛隊の重騎士達もエーデルガルト隊と共に機甲兵達の攻撃を受け止めなさい!」
「イエス・マム!!」
敵の行動を見たエーデルガルト隊の重騎士の部隊とプリネの親衛隊の重騎士達はエーデルガルトとツーヤの指示によって前に出て防御態勢を取り
「魔術師達は物理防御を高める支援魔術やアーツで重騎士達の守りを固めてください!――――――戦場の兵達に戦の加護を!覚醒領域の付術!!」
「イエス・マイロード!!」
プリネは魔術師達に指示をした後支援魔術をエーデルガルト達に付与し、魔術師達も次々と魔術やアーツを放って防御態勢を取っている重騎士達の防御力を高めた。そしてリィン達に近づいた接近戦用の武器を持つ機甲兵達は重騎士達に向かって武器を振り下ろし、銃を持つ機甲兵達は重騎士達に向かって銃撃したが――――――
「バ、バカな……っ!?」
「たった数人で、それも生身で機甲兵の攻撃を受け止めるだとぉっ!?」
「くっ……何で銃が効かないんだ!?」
何と重騎士達は数人がかりで機甲兵達の攻撃を大楯で受け止め、更に銃撃に対しては大盾で完全防御していた。その時、レジーニアとルシエルが猛スピードによる飛行で銃を持つ二体の機甲兵へと向かい
「真っ先に”殲滅対象”にされる可能性が高い遠距離攻撃手段を持つ味方に護衛もつけないとは、あまりにも愚かです。――――――唸れ、大地の剣――――――闘土!!」
「まあ、人間の身では”兵器”に有効なダメージを与える事ができないという”過信”が一番の
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