NO.002 スキルと状況確認
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【これに関しては私的に言えば未知数だね……】
「未知数……」
【統廃合された個性柄、自然界の力を自在に操れるイメージで間違いないけど、下手したら環境そのものを塗り替えてしまうかもしれない大それた力かも……。
統廃合された個性が『生命力を奪う』『創造』『無重力』『酸』『帯電』『人を巻き戻す』『水流放出』だけど、ここから想像できるものを言うね。
たとえば酸の雨を降らしたり雷を落としたり……祈ればなんでも創造しちゃうし、他人に対して若返りも可能で、空も自在に飛べたり、自在にものを圧し潰したり……水流の流れを変えて洪水をおこしたり、自然界から魔素エネルギーを奪うなんてことも可能かもね。
だからなにが出来るかっていうと、なんでもできちゃうし恐ろしいスキルだから使いどころを考えてね?】
「確かに怖いスキルだね。わかったよ、フォウ」
これでスキルの説明は大体終了した。
あとはというと、
【それじゃあとは実際にこの森を歩いて行って誰かと遭遇するのを待つか、地道な作業をしていこっか。なんか本格的にRPGな感じになってきたね!】
「実際に行動するのは僕だけどね……はぁ、せめて身体が大きかったらよかったのにね……」
【まぁまぁ。今のイズクも可愛いからいいじゃない♪ そのうち成長するわよ。手っ取り早く行きたいなら『完全擬態』で成長させちゃえばいい事だし。今なら赤ちゃんからおばあちゃんまで自由に姿を変えられるから便利だよ?】
「うん。まぁこれが今の僕の本来の姿みたいだからこれでなんとかやりくりしていくよ」
【やっぱりイズクって堅実的よね】
「まぁね。とにかく歩を進めていこうか。道すがらスキルを実際に確認をしていってもいいしね」
【そうそう。なんの縛りもないんだからコツコツいきましょ!使えばその分魔素も増えていくわけだし一石二鳥だね♪】
「そうだね」
フォウ先生のスキル講座も終わって出久は森の中を当てもなく進んでいくのであった。
「(突然あの場所に現れたと思ったら独り言……いえ、おそらく違いますね。それにあの強力な魔素量に聖なる気配……聖獣? 近くコンタクトをとった方がよさそうですね……)」
出久の姿を出現時から見ていたとある人物がそう考えていたのであった。
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