NO.002 スキルと状況確認
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くなったの? それは確かに嬉しいかも……」
【うん。次は『金剛怪力』。これは身体強化・怪力の超強化版と言ってもいいかな。
やろうと思えばワン・フォー・オールみたいな使い方もできるよ。爪も出せるし、以前よりより硬くできるし】
「それは嬉しいかな。フルカウルがまた使えるのは役立つよ」
【そだねー。お次は『絶対衝撃』。これは単純にキャッツシャウトがより強化された感じだけど、叫ぶことで対象を引き寄せて固定化して衝撃を与え続ける事も可能だね。なぶり殺し♪】
「怖いよ、フォウ……」
まだフォウのテンションについていけない出久は少しフォウに恐怖を感じていた。
まぁ今まで抑圧されていた面が少なからず表に出てきているのだろう。
それもある意味良い事だ。
【気を取り直して、次は『完全擬態』。これも以前の様に姿を大猫から中猫、子猫に変えられる力があるけど、大事なのは統合された個性達が顔を出してきているね。
特に梅雨ちゃんの個性『蛙』は文字通り蛙になれるし、透ちゃんの『透明化』を使用すると姿どころか気配、魔力すら隠せる力を秘めているね。
『テープ』も肘を変化させて使えるよ。
でも、代わりに『尻尾』『黒影』『もぎもぎ』はいいとこだけ受け取って使えなくなったね。残念だけど……】
「そっかー……」
【そして『全言語理解&服従』。以前は猫だけにしか使えなかったけど、今は全動物とこの世界だと魔物にも作用するかな。服従させる力も強くなってるし。
あと言葉通りこの世界の言語を読みも書きも理解できるよ】
「それはいいね。魔物とかとも穏便に事を済ませたいし……」
【わからないよー?言葉が分かる分、余計話がこじれてしまうのはどこの世界でも変わらないから】
「確かに……気を付けて使わないとね」
それで気を付けて使っていこうと誓う出久であった。
【それではお待ちかね! 私こと『治癒者〈イヤスモノ〉』の出番です!
なんと以前は生命力を使用しないと回復できなかった傷とかが魔素を消費するだけでお手軽に治癒できるようになりましたー!
それにプラスしてもう分かっていると思うけど私の緻密なサポートもあるから魔素量にもよるけど死んでなければ欠損した部分も復元可能かも!】
「すごいよ、フォウ!」
【イズクに褒められたー!】
またしても花が咲き誇っているかのようなリアクションをするフォウであった。
【あとはねー、『超感覚』に『無限成長』だけどね。超感覚は第六感が使用可能だし『無限成長』は魔素量も使えば使う程余計に増えていくね。地道だけど最強を目指せる能力だね。魔導書とかも読めば覚えられるし】
「なるほど……」
【そして最後になるけど『仙術』、なんだけど……】
そこで急に歯切れが悪くなるフォウ。
出久はどうしたのだろうと心配になっていた。
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